ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

渡良瀬遊水地の様子(2017年10月23日)


平成29年10月23日の渡良瀬遊水地の様子です。

通常では貴重な植物などが見られ、散策やスポーツの場としても親しまれている渡良瀬遊水地では現在(平成29年10月23日)『遊水地』の機能を働かせています。

平成29年10月23日:中央エントランスよりの画像

『遊水地』は大雨などによって増水した川の上流からの水を一時的にためて遊水地の下流へ流れる水量を調節し、水量が通常に戻ってから、ためた水を下流に流します。
渡良瀬遊水地では、渡良瀬川[わたらせがわ]、思川[おもいがわ]、巴波川[うずまがわ]の水をため、下流を流れる利根川[とねがわ]の水量を増やさないように調節しています。
このようにして渡良瀬遊水地に接する栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県はもちろんのこと、利根川流域周辺地域(東京都、千葉県)の生活を洪水などの被害から守っています。

平成29年10月23日:渡良瀬川の様子の画像

渡良瀬遊水地内では、必要なときに水をためられるように、建築物はほとんどなく、周辺地域や利用者の方々の協力のもと、ヨシ焼きなどを行い貯水量を保っています。
ヨシ焼きは毎年3月に行われており、渡良瀬遊水地内のヨシ原とヨシ原内の樹木を焼くことにより大きな樹林になることを防ぐなどの役割を担っています。
樹林化すると治水容量が減ったり、洪水時に折れた木が流れて橋や道路への障がい物となり水があふれる可能性が高くなります。
渡良瀬遊水地内にあるハートの形をした湖は『渡良瀬貯水池(谷中湖)』といい、「平地型ダム」です。
ここにためられている水は渇水時首都圏で生活水として利用されます。

(!注意!)増水時の遊水地は大変危険ですので近づかないようにしてください。