新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念される状況において、災害が発生し避難所を開設する場合は、避難所の3蜜(密閉・密集・密接)の回避や、衛生対策の徹底、発熱・咳等の症状が出た方への対応など感染症対策に万全を期すことが重要となります。
そこで、市では避難所開設における感染リスクを可能な限り低減するため、避難所運営に関する指針を定めました。ご理解とご協力をお願いします。
災害時には断水により手指の流水洗浄ができず、また、避難所など密集した環境下での集団生活等により、ノロウイルス等による感染性胃腸炎やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染拡大のリスクが高まります。
平時から、各自が新型コロナウイルス等の感染症が蔓延しているときに地震、風水害が起きたらどうなるのか、事前準備及び災害時の対応方法を考えておくことが重要です。
自身が感染症にかからないよう、また、人に感染症をうつさないよう感染症対策に努めましょう。
市の備蓄品にないものや数に限りもあることから、自分の必要なものは自分で用意し持ってくるようお願いします。
大規模災害の発生直後は、ライフライン等への被害により救援物資がすぐに届かないことも考えられます。非常時に備え、水や食料品といった生活するために必要な物資を最低3日分備蓄しましょう。
また、ご自宅で用意している災害用備蓄品に加え、マスクなどの感染症対策物資を持ってくるようお願いします。
※ 感染症対策物資については、避難所でも準備いたしますが、ご協力をお願いします。
ハザードマップで自宅の位置を確認し、どんな危険があるのか考えておきましょう。自宅での安全確保が可能か確認しましょう。
(出展:内閣府防災ホームページ)
避難者や、避難所運営に関わる人は、断水等の影響がない場合、頻繁に手洗いするとともに、咳エチケット等の基本的な感染対策を徹底しましょう。避難をされた方は、マスクの着用を徹底してください。
物品等は定期的に、また、目に見える汚れがあるときは、家庭用洗剤を用いて清掃するなど、避難場所の衛生環境をできる限り整えましょう。
市の備蓄品にも限りがあります。水害時、事前に避難する際は、自分の必要なものは自分で用意して持っていきましょう。なお、その際、必要な物品を持っていけるよう時間に余裕をもって、降雨が激しくなる前に避難を完了させてください。
避難場所内は十分な換気に努めるとともに、避難者が十分なスペースが確保できるよう注意します。
避難者の方々にも換気の協力と、避難の本当に必要な方が避難場所に行けるよう配慮をお願いいたします。
発熱、咳等の症状が出た方は、専用のスペースを確保します。できる限り個室にするとともに、専用のトイレを確保するように努めます。症状の出た方の専用のスペースやトイレは、一般の避難者とはゾーン、動線を分けますのでご協力ください。