朝夕の涼しさが増して、だんだんと秋の気配を感じるようになってきたわね。
今月は、この時期ならではの渡良瀬遊水地の風物詩・ツバメのねぐら入りについて紹介するわ♪
春から夏にかけて日本で過ごすツバメ。
皆さんのおうちの屋根の下など、身近なところに巣を作って子育てをしている姿をみたことあるかしら?
大きな口を開けてキィーキィーとエサをおねだりする雛たちがとってもかわいらしいわよね。
雛たちは、お母さんツバメからたくさんエサをもらってぐんぐん成長すると、巣立ちの時を迎えます。
巣立ったツバメたちがどこに行くか、知ってるかしら?
…答えは「南の国」!
インドシナ半島やマレー半島、オーストラリア北部へ帰るのよ。大きな海を渡る旅ね。
実は、巣立ってから海を渡る旅に出るまで、ヨシ原の中に集団でねぐら(寝るところ)を作って休んでいるのよ。
たくさんエサを食べて、長い旅に耐える体力づくりをしているのね。
渡良瀬遊水地では、8月下旬から9月上旬の日が暮れる頃、あちこちから数万羽のツバメたちが集まってきてねぐらにヒュンヒュンと入っていく様子が見られるわ!
圧巻のその光景は、「ツバメのねぐら入り観察会」も開催されるほどなのよ!
ツバメたちとのお別れはさみしいけれど、旅立ちの時を一緒に過ごすと、また来年会えるのがもっと楽しみになりそうね。
皆さんも、夏の終わりの渡良瀬遊水地に足を運んでみてはいかがかしら。
そうそう。野鳥を観察する際は「静かに観察する」「エサやりはしない」など、観察のマナーを守ることを忘れずにね!
ハーツより