今回は、渡良瀬遊水地ハートランドで2月に行われる大切なことを紹介します。
それは!ハート池の水をほぼ無くしちゃう「干し上げ」です。
毎年2月の上旬から3月下旬の約1か月半の間に行われるとっても大切なことなんです。
いつもいっぱいの水でキラキラなハート池、このハート池の底が丸見えになっちゃうんですよ。
ハート池の水がだんだんと無くなっていく様子はこの寒さが厳しい時期にしか見ることが出来ません。
でも、なぜ水を無くしちゃうんでしょうか?
それはハート池の水を綺麗にしておくためなんです。
ハート池の水は時間が経つとだんだんと汚れてしまいます。
干し上げをすることによって、池の底を空気や日の光に触れさせ、植物プランクトンや菌などの微生物を少なくさせて、カビのような臭いを出来るだけしないようにするんです。
すごいですよねぇ。
水の量も多いから池の底が見えるまで、結構な時間が掛かっちゃうんです。
徐々に見える池の底。
この時期だけですよー。
干し上げはハート池を綺麗にするとても大切なことなんですけど、お魚さんたちは大変です。
水が無くなっちゃうということはお魚さんたちのお家が無くなっちゃうということ。
この時ばかりはハート池から下流の川に急いで避難です。
逃げ遅れないようにしないと!
こんな場面を見ることが出来る干し上げですが、ハート池の中は人にはとっても危ないところ。
多くの泥があるし石がいっぱいゴロゴロしていますからね。
皆さんは、決して池の底には入らないようにしてくださいね。
見るだけです。
このハート池の水は多くの人のために貯められている大切な水。
この時期にしっかり綺麗にしておかないと。
そんな様子をぜひ見に来てください。
でも、もしも危ないことをしている人がいたら注意してあげてくださいね。
みんなで守る渡良瀬遊水地ハートランドだよ。
お願いね
ハーツより