今回は、渡良瀬遊水地ハートランドが一日で真っ黒になってしまう「ヨシ焼き」について話しちゃいます。
皆さん「ヨシ焼き」って聞いたことありますか?
一般的には「野焼き」と呼ばれているもので、春先のまだ草や木の新しい芽が出ない時期に、野山の枯れ草を焼くことでなんです。
渡良瀬遊水地ではヨシが多いこともあり「ヨシ焼き」と呼ばれているんですよ。
この「ヨシ焼き」は、渡良瀬遊水地の豊かな自然を守って、未来に伝えていくために、とっても大切なことなんです。
毎年3月の中下旬の週末に予定されていて、平成28年は3月19日(土曜日)8時30分から(※)になっています。
この「ヨシ焼き」なんですが、実は少し困ったことがあります。
風が吹いていない天気の良い日に行うのですが、渡良瀬遊水地のほとんどの面積を焼いてしまうので、当日から数日の間は、自分で作ってしまう上昇気流や上空の風向きなどによっては灰が遠くまで飛んで行ってしまうこともあるんです。
ヨシ焼きのときは洗濯物や窓の開け閉めには十分注意してくださいね。
「ヨシ焼き」は地元の人たちが協力して行っていて、燃えてはいけないところには防火帯を作って燃え移らないような工夫もされています。
火はとても強く危ないので、この日のハートランドは立ち入り禁止です。
見に来るときは、安全な場所で帽子やマスクなど、万全な準備をしてきてくださいね。
「ヨシ焼き」で真っ黒になったハートランドは、草や木がすぐに芽吹いて緑のじゅうたんになるんです。
生命がみなぎる空気がいっぱいのハートランドの春が今から楽しみです。
ハーツより
※ 当日の気象条件により平成28年渡良瀬遊水地ヨシ焼きは第2予備日:平成28年3月26日(土曜日)に実施されました。