秋が深まって、段々と肌寒くなってきたわね。
みなさん、秋のヨシ原は見たかしら?
一面のヨシ・オギが花穂を出し風にそよいでいるわ。
枯草色に変化していく季節 全体が草紅葉になり、そのあとは冬枯れのヨシ原に変わっていくの。
四季の移り変わりを色で感じられるわ。
そして、春から続いた花のリレーも終盤よ。
この時期、ハートランドには、コセンダングサ(キク科)の花が咲いているわ。
黄色い花をしていて、咲いた後、花火のように徐々に開きながらタネが熟するの。
「ひっつき虫」とも呼ばれるタネには返し付きのトゲがあって、動物などによくくっついて運ばれていくの。
他にも、ヨシ原で最も普通に見られるマメの仲間ツルマメ(マメ科)は、8月~9月頃小さいながらも美しい色の花をつけるのよ。
今の時期(10月~11月頃)は、小さな枝豆のような実がたくさんなっているわ。
ヨシ原で耳を澄ますとツルマメの実が開く “ピキッ” とか “チキッ” という小さな音が聞こえてくるかも?
その勢いでなんと自力でタネを飛ばすの!小さいながらも心地よい音よ
「イシミカワ」や「ワタラセツリフネソウ」は、秋遅くまでには地上部はすべて枯れてしまい、タネが冬を越すの。
みんな、来年もきれいなお花を咲かせるために、一生懸命種タネを残しているのね。
そして、冬鳥たちも姿を見せ始めているわ!シンボルバードのチュウヒにも出会えるかもしれないわね。
野鳥観察にオススメなのが、史跡保全ゾーンの入口にあるウォッチングタワーよ!
周りが広く開いているので、いろいろなアングルから撮れると評判が良いの。
空気が澄んで、遠くまで見渡せる秋。皆さんもバードウォッチングを楽しんでみてはいかが?
それとね 11月20日まで渡良瀬遊水地フォトコンテストの作品を募集しているの!
ぜひカメラを持ってきてね。素敵な写真の応募、待ってるわ
では、また来月ね。
ハーツより
※第18回渡良瀬遊水地フォトコンテストは終了しました。