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Hearts姫のつぶやき♪vol.29(2018年3月号) ”ヨシ焼き”


春の風物詩・ヨシ焼きを紹介しちゃいます

そろそろ春が近づいて来ていますね。

今回は、渡良瀬遊水地ハートランドの春の風物詩となっている「ヨシ焼き」ついてお話しちゃいます。

みなさん「ヨシ焼き」って知っていますか?

一般的には「野焼き」と呼ばれているもので、春先のまだ草木の新芽が出ない時期に野山の枯れ草を焼くことでなんですよ。

でも、渡良瀬遊水地ではヨシが多いこともあり「ヨシ焼き」と呼ばれているの。

煙が立ち上るヨシ焼きの画像

広大で自然豊かな渡良瀬遊水地の半分はヨシ原におおわれていて、その面積は約1500ha!なんと本州では最大になるの。

それとね、渡良瀬遊水地では、ヨシを使ったヨシズの生産が行われていて、ヨシ焼きによってこんな効果があるんですよ。

  1. ヨシズ生産に必要な良質なヨシを育てるために、病害虫を駆除しヨシの育ちやすい環境をつくる
  2. 春先の植物の発芽を促進し、十分な明るさが必要な植物たちを保全する
  3. 樹木を焼くことで、林のようになることを抑制し、治水容量を保ち遊水地の湿地環境を維持する

この「ヨシ焼き」は、渡良瀬遊水地の豊かな自然を守って、未来へ引き継ぐためにとっても大切なことなの。

今年は3月17日(土曜日)8時30分から(注)行う予定よ。

そこで、みなさんへご協力とお願いがあるの。

「ヨシ焼き」当日から数日の間は、風向きや上昇気流により灰が遠くまで飛んで行ってしまうの。

屋根や庭への降灰や洗濯物への付着などご迷惑をお掛けすることがあるわ。

ヨシ焼きのときは洗濯物や窓の開け閉めには十分注意してくださいね。

それから、火はとても強く危ないので、この日のハートランドの立入禁止区域には絶対に入らないでね。

昨年は「ヨシ焼き」を見るために、約8,500人もハートランドに来てくれたのよ。

今年も多くのヨシ焼きファンのみなさんが来てくれるといいな。

土手に集まるヨシ焼き見学者の画像

4月になると「ヨシ焼き」で一面真っ黒になったハートランドが、草花の芽吹きによって緑色のじゅうたんになるの。

ヨシ焼き後、焼け焦げたヨシ原の画像ヨシ焼き後に芽吹くヨシの新芽の画像

生命がみなぎる壮大なスケールのハートランドの春が今から楽しみなハーツより

(注)当日の気象条件により、延期する場合があります。延期の場合は、第1予備日:3月18日(日曜日)、第2予備日:3月24日(土曜日)に行われます。

※ 平成30年渡良瀬遊水地ヨシ焼きは、平成30年3月17日(土曜日)に実施されました。

春の風物詩・ヨシ焼きを紹介しちゃいますの画像5