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渡良瀬遊水地の様子(2018年5月15日)


春(5月)の渡良瀬遊水地の植物の様子です。
5月15日は春の植物観察会((一財)アクリメーション振興財団主催)が行われました。
この日は谷中湖付近と谷中村史跡保全ゾーン周辺の観察が行われました。

スイカズラ

ジャスミンやクチナシと似たような甘い匂いがするため、虫がよく来ます。
スズメバチに注意してください。
ツル植物で、花びらは上に4枚、下に1枚あります。
花は最初は白く咲き、咲いて閉じてを繰り返すうちに黄色くなって枯れていきます。
スイカズラの画像1スイカズラの画像2

オナモミ

水辺に多く見られます。
9月〜10月頃に実がなります。
実には種の他に空気が入っていて軽く、トゲトゲしていて服などにくっつきます。
オナモミの画像1オナモミの画像2

エゴノキ

白い花が下向きに咲きます。
花は咲いたまま下に落ちます。
エゴノキの画像エゴノキの花の画像

アカメヤナギ

綿毛の中に種があり、綿毛が種を飛ばします。
アカメヤナギは他のヤナギより種を飛ばす時期が遅いため、この時期に遊水地内を綿毛が飛んでいたらアカメヤナギであることが多いです。
アカメヤナギの画像アカメヤナギの種の画像

ヘビイチゴ

葉が3枚あり、低いところに生育しています。
黄色い花のあと、赤い実がなります。
この実は食べても毒はありませんが、味はしません。
ヘビイチゴの画像

オヘビイチゴ

湿ったところに多く、葉は5枚あります。
茎が立ち上がって大きく成長します。
黄色い花のあと、茶色い実がなります。
オヘビイチゴの画像

トネハナヤスリ[絶滅心配2類]

葉が1枚あり、真ん中から棒のようなもの(胞子のう)が出ています。
この棒のようなものが棒ヤスリに似ているためこのような名前が付けられました。
自生地は関東の利根川水系と大阪の淀川付近にあり、明るく湿った場所に生えます。
絶滅心配植物ですが、遊水地の中では珍しくなく、4月〜5月頃までよく見られます。
遊水地内でよく見られる理由は、ヨシ焼きにより地面に日が当たるようになるためです。
トネハナヤスリの画像

ノウルシ[準絶滅心配]

花期が終わり黄色から緑色になりました。
ノウルシの画像

ミゾコウジュ[準絶滅心配]

シソの仲間で茎が四角です。
遊水地内では道端に生えている様子がよくみられます。
ミゾコウジュの画像

体験活動センター(Tel:080-8818-9381)

植木鉢で遊水地の珍しい植物がお手軽に見られます。
渡良瀬遊水地にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
体験活動センターの画像

※植物観察はルールを守って行いましょう。

 植物の採取は行わないでください。