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企画展「これだけは見ておきたい 日本洋画の歩み」/収蔵品展1

更新日:2023年6月21日更新 印刷 大きく印刷
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企画展 これだけは見ておきたい 日本洋画の歩み

これだけは見ておきたい 日本洋画の歩みポスター画像
 幕末から明治にかけて、西洋から入ってきた絵画は日本の美術に大きな変化をもたらしました。紙や絹を用い、墨と繊細な色彩による情感豊かな絵画に親しんできた当時の日本人にとって、西洋画法は実物と見まがうばかりの再現描写を可能とする驚異の技術でした。なんとしてもその技術を日本にも取り入れたいと、高橋由一たち初期の洋画家たちは苦心してその画法を学んだのです。
 明治時代には、西洋に留学する画家も多くなります。黒田清輝らは、印象派の画風を取り入れたアカデミズム絵画を学びました。帰国後は東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)で後進を指導、日本の洋画教育に大きな影響を与えました。
 大正時代には最新の西洋の動向も次々に伝えられるようになります。キュビスムやフォーヴィスムといった当時の前衛的な傾向を示す画家の一方で、ルネサンス絵画などの影響を受けて写実を極めようとする者、自らの個性に従い、独創的な作風を築く画家も現われました。
 太平洋戦争後、前衛的な美術表現が増す中でも、絵画はその豊かな表現を広げています。この展覧会では、初期から現代まで、日本洋画の歩みを代表的な画家の作品約60点で紹介します。江戸時代にひとつの完成の域に達していた日本の美術は、西洋の美術と出会って大きく展開しました。そこにはある完成した文化の、異なる文化とのダイナミックな出会いの歴史が見られることでしょう。

日本洋画の歩みチラシ [PDFファイル/2.14MB]

日本洋画の歩み 出品作品リスト [PDFファイル/554KB]

会期

令和5年7月8日 土曜日~9月24日 日曜日

観覧時間

午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料

一般/大・高生 800(640)円/中学生以下無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金

休館日

月曜日(祝日の場合は開館)、7月18日、9月19日

出品作家

高橋由一、五姓田義松、黒田清輝、藤島武二、熊谷守一、青木繁、坂本繁二郎、橋本邦助、萬鉄五郎、清水登之、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、中川一政、東郷青児、向井潤吉、刑部人、香月泰男、鴨居玲、ほか全46名

主な出品作品

髙橋由一作 鮭図
高橋由一《鮭図》1879-80年 油彩・板 笠間日動美術館蔵

黒田清輝作 黒田清兼蔵
黒田清輝《黒田清兼像》1907年 油彩・カンヴァス 笠間日動美術館蔵

岸田劉生作 村娘之図
岸田劉生《村娘之図》1919年 木炭・パステル・水彩・紙 笠間日動美術館蔵

主催

栃木市教育委員会、栃木市立美術館

協力

公益財団法人日動美術財団

後援

朝日新聞宇都宮総局、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社エフエム栃木、ケーブルテレビ栃木、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送

関連イベント

学芸員によるギャラリートーク

7月8日 土曜日、8月6日 日曜日、9月10日 日曜日 各回午後14時~(1時間程度)
*当日の観覧券をお求めのうえ、展示室Aにお集まりください。

キッズギャラリートーク

7月29日 土曜日 午後14時~、8月20日 日曜日 午前10時30分~
対象:小・中学生(小学生は保護者の同伴必須)
集合場所:多目的室(つなてみち)
*保護者の方は同日の観覧券が必要となります

同時開催

収蔵品展1

 令和5年度に4回開催する収蔵品展は、平成30年度から令和4年度に寄贈及び購入により新たに収蔵した作品の中から約10点ずつ紹介します。
 本展では、展示期間にふさわしい夏から秋の季節を想起させる画題や材料を使った作品、約10点を展示します。主な作家は、絵画では渡辺省亭と橋本邦助、工芸では河井寛次郎、二代飯塚鳳齋、飯塚小玕齋です。

収蔵品展1 出品作品リスト [PDFファイル/68KB]

観覧料

一般/大・高生 330(260)円/中学生以下無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金
*企画展の料金で、収蔵品展を無料観覧できます

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