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《報告》栃木東中学校美術部が田中一村記念美術館とのリモート鑑賞授業後に、開館記念展を見学されました

更新日:2023年7月30日更新 印刷 大きく印刷
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《報告》栃木東中学校美術部が田中一村記念美術館とのリモート鑑賞授業後に、開館記念展を見学されました

開館記念展「明日につなぐ物語」(令和5年4月15日~6月18日)では、栃木市ゆかりの代表的な作家9組をご紹介しました。
その中の1人、田中一村は50歳で奄美大島に移住し、奄美のおおらかな自然を豊かな色彩で神秘的に描きました。
展覧会開催にあたっては、田中一村記念美術館から4点の作品をお借りしました。
その奄美大島にある田中一村記念美術館は、一村のコレクションを常設展示している美術館です。
一村の東京時代、千葉時代、奄美時代の作品約80点(年4回展示替え)が随時展示されていて、一村の画業に触れることができます。
展覧会に関連して、6月5日に田中一村記念美術館と栃木東中学校でリモート鑑賞授業が行われましたので、当館スタッフも見学させていただきました。
リモート鑑賞授業の様子

田中一村記念美術館の学芸専門員の上原さんが、奄美大島の自然と一村の奄美時代初期から晩年までの制作活動、そして美術館で展示中の奄美時代の作品を中心に解説されました。
生徒の皆さんは各自タブレット端末を使用し、手元の画面でも確認しながら、じっくりお話を聞いていたのが印象的でした。
奄美大島にある田中一村記念美術館とリモート接続している様子

そして、リモート鑑賞授業の5日後には、美術館で実際に一村作品を鑑賞しに来館していただけました。
美術館で一村作品を鑑賞する生徒たち
美術館でも一村作品を前に解説させていただきました。
これまで画像や図版で見ていた一村作品の本物を目にした生徒たちは、熱心に作品を鑑賞していました。

今回は美術館での見学前に、事前学習として借用館とのリモート鑑賞授業を導入された事例をご紹介しました。
美術館でもこの事例を参考に事前学習にも対応したプログラムを検討していきたいと考えています。