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《報告》日本画絵の具を楽しもう―うちわづくり―を開催しました

更新日:2023年8月23日更新 印刷 大きく印刷
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《報告》日本画絵の具を楽しもう―うちわづくり―を開催しました

令和5年7月23日 日曜日にワークショップ「日本画絵の具を楽しもう―うちわづくり―」を開催しました。
午前はファミリー、午後はファミリーと大人の方々にお楽しみいただきました。
講師は、國學院大學栃木短期大学准教授の名取初穂先生です。
講師の名取初穂先生

ワークショップでは日本画の伝統的な絵の具・水干(すいひ)絵の具を使い、膠(にかわ)という動物の骨や皮からつくられた展色剤(てんしょくざい・接着する材料)で溶いて、自分で絵の具を作りました。
今回使用する水干絵の具は、黄土(おうど)や白土(はくど)と呼ばれる天然の土、牡蠣(かき)の貝殻から作られる胡粉(ごふん)などに色を染めつけた板状の絵の具で、粒子が細かく塗りやすいのが特徴です。
日本画の画材紹介

ワークショップは名取先生の日本画のお話からスタートです!
まずは、展示室に展示されている日本画を見にいきました。
日本画の描き方や色使いなど、本物を見ながら教えてもらいました。

日本画のお話 展示室での見学 展示室での日本画の見学

展示室から戻った後は、日本画の画材についてのお話です。
水干絵の具や膠など、これまで見たことのない日本画の画材に、みんな興味津々!!
実物も触ってみました。
日本画の画材に触れる 日本画の画材についてお話しする名取先生

画材について教えてもらった後は、本番です!
絵皿に水干絵の具を移したら、指で細かくつぶしていきます。
ある程度細かくなったら膠液を加え、指で溶いていき絵の具の完成です。

水干絵の具の観察 水干絵の具を膠で溶く 水干絵の具を膠で溶く 膠で溶いて絵の具を作る作業中

今回のワークショップでは、竹製のうちわに絵やもようを描いてもらいました。
夏の風物詩や自分の好きなものなど、思い思いに描き、素敵な作品ができあがりました。
日本の涼を楽しむうちわ。自分だけのオリジナルうちわで、残暑を乗り切ってくださいね。

自分で作った絵の具でうちわをデザイン 自分で作った絵の具でお絵かき うちわにスイカを描く子ども うちわの完成! できあがったうちわ 大人の方のうちわの作品

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!