ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 栃木市立文学館 > 調べる > コレクション > コレクション 旧栃木町役場庁舎棟札

本文

コレクション 旧栃木町役場庁舎棟札

印刷 大きく印刷 更新日:2025年3月27日更新
<外部リンク>

旧栃木町役場庁舎棟札

旧栃木町役場庁舎棟札

 「棟札」とは、建物の建築や改修の記録・記念として、棟木や梁などの建物内部の高い場所へ取り付けた札のことです。一般的には、建築や修理の目的、年月日、建築主や施工者の名前などの工事に関係することが書かれています。

 栃木市立文学館の棟札は、同館の改修工事の設計段階で確認されました。工事中に一度取り外し、撮影、調査を行っています。

 一番上に書かれている「上棟式」とは、屋根の一番高い位置に棟木が取り付けられた際に、建物が無事に完成することを願って行われる儀式です。書かれている日付から、大正10年(1921)3月19日に行われたことがわかります。なお、11月15日には、「落成式」が挙行され、町役場の2階(現在の常設展示室)では多数の関係者による立食の祝賀会が開催され、町内では昼夜に数百発の打ち上げ花火を上げるなど、町全体でお祝いをしました。

 下の3段には、建築に関わった人たちの名前が書かれており、町長や町会議員、施工者の代表として大工棟梁の名前があります。

 *1階とちぎサロン(無料)にて、原寸大の複製を展示しています。