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教育長からのメッセージ

印刷 大きく印刷 更新日:2023年4月10日更新
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 小中学生のみなさん、こんにちは。

 あちらこちらで桜の花びらが美しく舞う中、いよいよ令和5年度がスタートしました。そして、10日には小中学校の始業式と中学校の入学式が、11日には小学校の入学式が行われます。新入生のみなさん、進級されるみなさん、おめでとうございます!新しいクラスにはどんなお友だちがいるかな?担任はどんな先生かな?などとわくわくしながら、心新たに張り切っているみなさんの姿が目に浮かびぶようです。

 さて、新型コロナウイルス感染もずいぶん落ち着きをみせ、感染症法上の位置づけが見直される中での新学期は、これまで制限を受けてきた学校での様々な活動が徐々に制約なく実施できるようになるでしょう。同時に、この我慢の3年間、安全を確保しながら行える方法を先生方や仲間たちと知恵を絞って工夫してきた経験は、皆さんにとって今後の大きな財産となることでしょう。

 先日、本市教育研究所の松本敏所長がこんなことを仰っていました。「太古の昔、地球全体が氷で覆われていた、いわゆる氷河時代のこと。ネアンデルタール人が絶滅してしまったのに対し、我々の祖先であるホモサピエンスは生き延びることができた。なぜか? この両者の決定的な違いは、ネアンデルタール人が個で生活していたのに対して、ホモサピエンスはコミュニティーをつくって集団で生活をしていたこと。つまり、極限の厳しい環境の中にあって、ホモサピエンスは、仲間で集まり、知恵を出し合い協力することで生き抜くことができたのだ。」と。新型コロナウイルスという未知の怪物に襲われながらも、皆で協力し合って何とか切り抜けてきた学校現場でのみなさんの頑張りは、氷河時代のホモサピエンスと重なる部分があると、松本所長のお話から感じ取ったところです。

 いよいよ始まる新しい年度での学校生活。これまでの経験や学びを、ポストコロナでの学校生活に存分に生かしていってください。みなさん一人一人にとっての令和5年度が、充実の一年間となるよう、心から期待しています!

                    令和5年4月10日      

                   栃木市教育長 青木 千津子

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