特定外来生物クビアカツヤカミキリにご注意ください
クビアカツヤカミキリによる被害が市内全域へ拡大しました
クビアカツヤカミキリとは?
クビアカツヤカミキリは中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム北部などを原産地とする侵入害虫で、サクラ、モモ、ウメなどバラ科の植物を中心に寄生し、幼虫が1~3年かけて樹木の内側を食い荒らします。その結果、樹木が弱り、やがて枯れてしまいます。
栃木市においては平成30年に大平地域で初めて被害が確認されて以降、大平地域、岩舟地域、藤岡地域を中心に爆発的に被害が拡大し、令和4年度には市内全域へ被害が拡大しました。
なお、クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているため、飼育や生きたまま持ち運ぶことは禁止されています。
成虫の体長は、約2.5から4センチ。全体的に光沢のある黒色で胸部(首部)が赤い。(写真提供:栃木県)
なぜ対策が必要なのか
クビアカツヤカミキリに寄生された樹木は、幼虫に木の内部を食い荒らされるため、衰弱して枯死してしまいます。その結果、落枝、倒木等による人的被害、サクラ等への被害による観光資源への影響のほか、ウメ、モモ等の生産が大打撃を受けるおそれがあります。
クビアカツヤカミキリと疑われる状況を発見した場合
成虫を発見した場合は、被害拡大防止のため、その場での駆除にご協力をお願いします。また、樹木からのフラス(木くずと糞の混ざったもの)排出などを確認した場合は、木が被害を受けている可能性があるため下記までご連絡ください。
連絡先
・発生場所が果樹園地等の場合
栃木市役所農業振興課 0282-21-2383
・その他
栃木市役所環境課 0282-21-2420
排出されたフラス(写真提供:栃木県)
食害と脱出孔(写真提供:栃木県)
参考
栃木県ホームページ(クビアカツヤカミキリ)<外部リンク>