介護給付適正化の取組

介護給付適正化の取組

　介護が必要となった方を適正に認定し、真に必要とする過不足のない適切な介護サービスを受け、事業者が適正にサービスを提供するよう、介護保険の給付適正化に取り組んでいます。　

主な取組

要介護認定の適正化

• 認定訪問調査員等の研修や認定資料の点検に加え、国から提供される「要介護認定業務分析データ」を活用して格差是正を図り、適切かつ公平な要介護（要支援）認定の確保に努めます。
• 要介護（要支援）認定を遅滞なく適正に実施するため「指定市町村事務受託法人」への委託及び認定審査会のＷｅｂ開催を促進し、審査の合理化・効率化を図ります。

ケアプランの点検、住宅改修・福祉用具の点検

• 介護支援専門員が作成した居宅介護サービス計画及び介護予防サービス計画の記載内容について、点検及び支援を行うことにより、個々の受給者が真に必要とするサービスを確保するとともに、受給者の意向や状態像に合ったケアプランの作成に資するよう、給付実績帳票の活用及び介護給付に係る申請書類を検証し、ケアプラン点検を行います。
• 多機関、多職種協働により自立に向けた具体的な支援等について検討を行う生活援助ケア会議へ付議し、ケアプラン点検を行います。
• 住宅改修及び福祉用具購入については、書類審査及び介護支援専門員や事業者へのヒアリングを行い、提出書類や写真等からでは状況把握が困難なケースに留意しながら、必要に応じ訪問調査等を行うことで不適切または不要なサービスの抑制を図ります。
• 福祉用具貸与についても軽度者への福祉用具貸与の例外給付の確認及び国民健康保険団体連合会から提供される給付適正化情報により整合性を確認し、点検を行います。

医療情報との突合・縦覧点検

• 受給者ごとに介護報酬の支払状況を確認し、提供されたサービスの整合性を確認するなど請求内容の誤り等を早期に発見し適切な処置を行います。
• 国民健康保険団体連合会から提供される給付適正化情報（医療情報との突合、縦覧点検等）を活用し、受給者の医療情報と介護情報を突合し給付日数や提供されたサービスの整合性の点検により、不適切な給付の発見及び事業者への指導を行います。

給付実績情報の分析

• 国民健康保険団体連合会が介護給付費等の審査支払業務を通じて保有する給付実績情報を確認・分析し、不適切な給付や事業者の発見を行い、介護費用の効率化及び事業者への指導育成を行います。