ハンセン病について正しく理解してますか
ハンセン病とは
ハンセン病とは「らい菌」に感染することで起こる病気です。「らい菌」は感染力が弱く、非常にうつりにくい病気であり、現在では、WHO(世界保健機関)が推奨する薬を服用する治療が行われています。現在の日本の衛生状態や医療状況から、「らい菌」に感染しても、ハンセン病になることはほとんどありません。
19世紀後半ハンセン病は、コレラやペストと同じような恐ろしい伝染病であると考えられ、患者を見つけ出し、人里離れた場所に作られた療養所に送り込む施策が行われました。このため、人々の心の中にハンセン病は恐ろしいというイメージが植え付けられ、偏見や差別を助長していきました。
治療法が確立され、ハンセン病は治る病気となり、国は療養所の入所者・社会復帰者にお詫びし政策を改めてきましたが、ハンセン病に係る偏見や差別はなくなっていません。
患者及び回復者の方々が安心して社会復帰できるよう、市民の皆さん一人一人がハンセン病の正しい知識と理解を持つことが大切です。
厚生労働省ホームページ<外部リンク>
栃木県ホームページ<外部リンク>
パンフレット・リーフレット<外部リンク>
・生徒向け「ハンセン病の向こう側」
・指導用「ハンセン病の向こう側」