麻しん(はしか)に注意!
麻しんの国内外での報告増加に伴う注意喚起
麻しんについて、現在、海外における流行が報告されています。
特に、ベトナムをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しており、今後、輸入事例の更なる増加や、国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。
麻しん(はしか)患者の発生について(栃木県)<外部リンク>
海外に行く方へ
麻しん(はしか)にかかったことが明らかでない場合、麻しんの予防接種歴を母子手帳などで確認しましょう。
定期接種を受けていない方は、接種を検討してください。
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染です。その感染力は非常に強いといわれています。
症状
感染すると10~12日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
麻しんが疑われる症状があったら
事前に医療機関に「麻しん(はしか)かもしれない」と伝え、医療機関の指示にしたがって受診しましょう。
医療機関を受診する際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。
予防
予防接種の実施が最も有効な手段です。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
麻しんの定期接種(現在は風しんと合わせたMR混合ワクチン)は小学校就学前までにおこなうこととされておりますので、対象となる方は、接種忘れのないよう、ご注意ください。
参考資料
関連リンク
麻しんについて(厚生労働省)<外部リンク>