ノロウイルス食中毒特別警戒情報発信中です!
栃木県内でノロウイルス食中毒が発生する危険性が一段と高まっています!
本県の感染症発生動向調査における感染性胃腸炎の、1週間当たりの定点医療機関当たりの報告数について、令和4年第52週(令和4年12月26日から1月1日)から令和5年第2週(1月9日から1月15日)にかけて、0.6以上の増加が2週連続して確認されました。
ノロウイルスは感染力が非常に強い感染症です。
予防対策を徹底して行い、ノロウイルス食中毒を予防しましょう。
ノロウイルス食中毒特別警戒情報発中!(栃木県リーフレット) [PDFファイル/301KB]
栃木県ノロウイルス食中毒予防推進期間です。
県では、11月1日から翌年3月31日までを『栃木県ノロウイルス食中毒予防推進期間』と定め、重点的に食中毒予防の注意喚起を行っています。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、1年を通して発生していますが特に冬季に流行しています。
ノロウイルスは手指や食品を介して経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対処療法に限られます。
症状
多くは、感染から1~2日で、おう吐や下痢、発熱などの症状が出ます。
感染しても症状が出なかったり、風邪のような症状しかでないこともあります。症状が出なくても、感染するとノロウイルスを便中に排出しているため、気づかず他の人にうつす可能性がります。
予防対策
- 石けんを使ってこまめにて手を洗う(石けんは、手の脂や汚れを落とすことで、ウイルスを洗い流しやすくします)。
- 調理器具は、洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム液(塩素濃度200ppm)で5分以上浸す。
- 二枚貝を含む食品は、十分に加熱してから食べる(中心部が85℃以上、90秒以上の加熱が必要)。
- 下痢やおう吐などの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業は避ける。
- 感染源になりやすいトイレは、清掃消毒を実施して衛生的に管理する。
リーフレット
栃木県ノロウイルス食中毒予防推進期間です。 [PDFファイル/289KB]
関連リンク
・感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について(厚生労働省)<外部リンク>
・ノロウイルスによる食中毒について(栃木県)<外部リンク>