【注意報レベル】インフルエンザにご注意ください
栃木県の発生動向調査によると、令和7(2025)年第44週(10月27日(月曜日)から11月2日(日曜日)まで)の県内全域における定点医療機関当たりのインフルエンザの患者報告数が13.81人となり、今シーズンはじめて注意報レベルの基準値である「10.00人」を超えました。
特に、栃木市を含む県南地域、宇都宮市、安足地域で流行しています。
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器系感染症
基本的には軽症である「かぜ症候群」とは分けて考えるべき感染症です。
感染すると24~72時間の潜伏期間を経て、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が現れます。気管支炎や肺炎などを併発し、重症化しやすいのがインフルエンザの特徴で、高齢者は特に重症化のリスクが高くなります。
感染しない・させないために
感染経路
- 飛沫感染(感染者の咳やくしゃみ、会話の際の飛沫を吸い込んで感染)
- 接触感染(ウイルスがついた手で目や鼻、口を触ることにより感染)
対策
- ワクチン接種
感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。抵抗力がつくまで接種後2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は接種後2週間からおよそ5か月程度と言われています。 - 流水・石鹸による手洗いやうがい、アルコール製剤による手指消毒
- 適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、感染しやすくなります。室内では加湿器を使用するなど、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。 - 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
- 人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出する場合、不織布マスクを着用することも予防策の一つです。 - 室内の十分な換気
栃木県内の最新の報告状況
インフルエンザの流行状況(栃木県)<外部リンク>
参考情報
本県におけるインフルエンザの流行シーズン入りについて(栃木県)<外部リンク>
インフルエンザ総合ページ(厚生労働省)<外部リンク>
インフルエンザとは(国立健康危機管理研究機構)<外部リンク>




