令和7年度口腔がん個別検診を実施しています
口腔がん個別検診
栃木市では、特定の年齢の方を対象として、「口腔がん個別検診」を実施しています。
対象の方は、令和7年5月下旬に送付した「けんしんパスポート」7ページに口腔がん検診受診券が綴られています。
検診期間
けんしんパスポートが届いた日から令和8年3月31日
対象者
以下のすべてに該当する方
・検診当日、栃木市に住所がある
・令和8年4月1日時点での年齢が40歳~76歳
(昭和24年4月2日~昭和61年4月1日生)
・今年度栃木市口腔がん個別検診を受けていない
・現在口腔がんの治療中ではない
検診内容
問診
ご記入いただいた問診票をもとに、歯科医師が問診をします。
視触診
口を開けるだけでは充分な診察ができないため、舌や唇を引っ張り上げて視たり触るなどして診察をします。
結果説明
当日、その場で結果説明が行われます。
口腔がん検診の受診方法について
申し込み
市の指定歯科医院 [PDFファイル/224KB] に直接お申し込みください。
持ち物
保険証、受診券【5月下旬にお送りした「けんしんパスポート」7ページの上にあります】
受付
受診券を渡し、「口腔がん検診説明書」と「口腔がん検診記録票」を受け取ってください。
問診票の記入
渡された説明書をよくお読みいただき、記録票の自己記入欄に記入して、受付に提出してください。
検診
歯科医師の問診、診察
会計
自己負担金(900円)をお支払いください(無料受診対象者の方は必要ありません)
以下の方は無料です
- 後期高齢者医療制度に加入している方
(今年度中に75歳になる方を含みます) - 「栃木市健康診査等負担金免除決定通知書※」をお持ちの方
※生活保護受給者、または市民税非課税世帯に属する方で、受診の3週間前までに健康増進課へ免除の申請をし、令和7年度の免除決定通知書の交付を受けた方
当日や後日に申し出をされても、免除の対象にはなりません。
レントゲン検査を行ったり、担当歯科医師の判断により精密検査等が必要となった場合の費用は自己負担となります。
結果説明
その場で結果の説明があります。
検診の結果、精密検査が必要となった場合
担当歯科医師とよく相談のうえ、当日または後日精密検査を受けてください。
別の病院を紹介された場合は、検診を受けた歯科医院から(1)~(3)の書類を受け取って、なるべく早いうちに予約をして精密検査を受けてください。
(1)口腔がん検診精密検査依頼書
(2)口腔がん検診精密検査結果連絡票
(3)口腔がん検診記録票(写し)
口腔がん Q&A
Q 「口腔がん」ってあまり聞かないけど、どんながん?
A 口の中及び周辺組織にできるがんの総称です。
他のがんに比べ発症数が少ないため、あまり耳にすることがないかもしれません。
がんのできる部位によって、「舌がん」「歯肉がん」「口腔底がん」「頬粘膜がん」「口蓋がん」「口唇がん」に分類されます。
発生頻度は、がん全体の1~3%と低い状況ですが、り患率も死亡率も年々増加傾向にあります。
Q 口腔がんの症状は?
A 初期のうちは、ほとんど自覚症状がありませんが、下のような症状があったら要注意です。
- 治りにくい口内炎がある(2週間以上)
- 口の中に、しこりやくぼみ、腫れ物がある(痛みがない場合もあります)
- 白くなっていたり、赤くなっていたりする部分がある
Q 口腔がんの原因は?
A 喫煙とアルコール摂取が大きな原因と言われています。
また、義歯などが合わずにあたっている状態がずっと続いていたり、口の中の衛生状態が悪いと、口腔がんの危険性が上がります。
Q 口腔がんになったら?
A 早期に発見すれば、簡単な手術や治療で完治することもあります。
しかし、発見が遅れた場合は死に至ることもあり、助かっても、治療のため顎の骨や舌を切除することもあるため、容貌が変わる、噛むことができなくなる、味覚が失われる、発音がしにくくなるなどの日常生活に重大な影響を及ぼす後遺症が残ってしまうこともあります。
Q 自分で見つけることはできるの?
A 口の中は、鏡を使って自分で見たりさわったりすることができるため、自分で見つけることもできます。
下のリンクからセルフチェックの方法を見ることができます。
月に1回のセルフチェックと、年に1回のプロのチェックを受けるようにしましょう。
公益社団法人 日本歯科衛生士会『歯とお口の健康情報』(クリックすると別ウインドウが開き、外部サイトにリンクします。)<外部リンク>