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手足口病

印刷 大きく印刷 更新日:2025年4月1日更新
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手足口病とは

発疹が主な症状の急性ウイルス感染症

 主にエンテロウイルスの感染により、口の中および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした感染症です。ほとんどの場合数日間のうちに治りますが、急性髄膜炎の合併が時に見られ、まれに急性脳炎を発症することもあります。

4歳位までの幼児を中心に、夏に流行する

 学童期(5歳~15歳未満)でも流行することがあります。成人での発症はあまり多くありません。

症状

主な症状

 2~3mmの水疱性発疹の出現(口の中、手のひら、足の裏や甲など。ひじ、ひざ、お尻などにも出現することがある)、軽度の発熱(約3分の1にみられる)

 症状が見られる場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。

まれに合併症などが生じることも

 髄膜炎・小脳失調症・脳炎・心筋炎・神経原性肺水腫・AFP(急性弛緩性麻痺)などを発症することがあります。

感染しない・させないために

感染経路

  • 飛沫感染(咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染)
  • 経口・接触感染(水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染)

対策

  • 手洗いうがい(アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗う。自分専用のタオルで手を拭く)
  • マスクの着用を含む咳エチケット
  • 看病する人以外、患者との密接な接触は避ける

 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれます(2~4週間)。トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

栃木県内の最新の報告状況

栃木県感染症情報センター<外部リンク>

参考情報

手足口病の患者数の増加について(栃木県)<外部リンク>
手足口病に関するQ&A(厚生労働省)<外部リンク>
手足口病(国立健康危機管理研究機構)<外部リンク>

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