令和6年度歯周病個別検診・高齢者歯科口腔個別健診を実施しています
個別歯周病検診・個別高齢者歯科口腔健診
栃木市では、特定の年齢の方を対象に「歯周病個別検診」及び「高齢者歯科口腔健診」を実施しています。
対象の方は、令和6年5月下旬に送付した「けんしんパスポート」7ページに受診券が綴られています。
検診期間
けんしんパスポートが届いた日から令和7年3月31日
対象者
※栃木市に住所を有し、令和7年3月31日時点で以下の年齢に達する方
20歳 (平成16年4月2日~平成17年4月1日生)
25歳 (平成11年4月2日~平成12年4月1日生)
30歳 (平成 6年4月2日~平成 7年4月1日生)
35歳 (平成 元年4月2日~平成 2年4月1日生)
40歳 (昭和59年4月2日~昭和60年4月1日生)
45歳 (昭和54年4月2日~昭和55年4月1日生)
50歳 (昭和49年4月2日~昭和50年4月1日生)
55歳 (昭和44年4月2日~昭和45年4月1日生)
60歳 (昭和39年4月2日~昭和40年4月1日生)
65歳 (昭和34年4月2日~昭和35年4月1日生)
70歳 (昭和29年4月2日~昭和30年4月1日生)
76歳 (昭和23年4月2日~昭和24年4月1日生)
81歳 (昭和18年4月2日~昭和19年4月1日生)
86歳 (昭和13年4月2日~昭和14年4月1日生)
検診内容
- 歯の状況(虫歯の有無等)
- 歯周組織の状況(歯石や歯周ポケットの状況等)
- 口腔清掃状態など
- 76歳、81歳、86歳の方は上記に加えて口腔機能検査を実施します。
検診会場
市の指定歯科医院 [PDFファイル/225KB](クリックすると指定医療機関一覧がダウンロードできます。)
自己負担額
1,000円
以下の方は無料です
- 後期高齢者医療制度に加入している方
- 「栃木市健康診査等負担金免除決定通知書※」をお持ちの方
※生活保護受給者、または市民税非課税世帯に属する方で、受診の3週間前までに市健康増進課へ免除の申請をし、令和6年度の免除決定通知書の交付を受けた方。
当日や後日に申し出をされても、免除の対象にはなりません。
レントゲン検査を行ったり、担当歯科医師の判断により精密検査等が必要となった場合の費用は自己負担となります。
歯周病Q&A
Q 歯周病とは?
A 歯肉炎や歯周炎(歯槽膿漏(しそうのうろう))などの病気の総称です。
20歳以上の7割から8割がかかっており、感染者数が最も多い病気と言われています。
Q 歯周病の症状は?
A 歯肉に炎症が生じ、進行すると歯周ポケット(歯と歯肉の境目)が深くなり、歯を失う原因になります。
歯周病は、歯を失う最大の原因です。
Q 歯周病の原因は?
A 口の中の細菌(歯周病菌)が原因です。
口の中には常時多くの細菌がいます。このこと自体は特別問題ではありません。
歯磨きが十分でないなどの原因で、細菌が増えると歯周病を引き起こします。
Q どうして細菌が増えるの?
A 歯磨きが十分でないと、細菌が粘着性のある物質を出し、歯の表面に付着します。
これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性があるためうがい程度では取り除けません。
さらに放置すると、歯垢は歯石に変化します。歯石は歯磨きでも取り除くことができません。
歯垢や歯石は細菌の集まったものですので、歯垢や歯石ができると、細菌が増えることになります。
Q どうして検診が必要なの?
A 歯周病の初期段階では、痛みなどの自覚症状がほとんどなく、自分では気づきにくいため、早期発見には検診が効果的です。
歯周病と全身の病気
歯周病は、歯を失う原因となるだけでなく、様々な病気に影響を及ぼします。
歯周病が影響する主な病気等
狭心症・心筋梗塞、脳梗塞
歯周病を引き起こす細菌(歯周病菌)が、動脈硬化を引き起こす原因の1つであることがわかっています。
糖尿病
以前から、歯周病は糖尿病の合併症と言われていましたが、最近の研究で、歯周病が糖尿病を悪化させることもわかってきました。
糖尿病と歯周病は相互に悪影響を及ぼしていると考えられています。
早産・低体重児
妊婦さんが歯周病にかかっていると、早産や低体重児の危険性が高まるとされています。
アルコールや年齢による危険性より高く、また妊娠中は女性ホルモンが影響し、歯周病にかかりやすいとされています。
※上記以外にも、誤嚥性肺炎や骨粗しょう症、メタボリックシンドロームなどとの関連性も指摘されており、歯周病は全身の病気と密接に関連しています。