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令和元年度「とちぎ夢ファーレ」事業報告(栃工高スカイベリージャムチーム)

印刷 大きく印刷 更新日:2020年11月13日更新
<外部リンク>

令和元年度「栃工高スカイベリージャムチーム」実績報告

 事業名:スカイベリージャム レシピ活動

団体情報

 スカイベリージャム01
 (栃木工業高校が開発した「SkyBerryJAM(スカイベリージャム)」)

 団体名:栃工高スカイベリージャムチーム (栃木県立栃木工業高校情報技術科)

 代表者名:山野井清秀(現在)

 会員数:15名(生徒)

 メールアドレス : skyberryjam@tochigi-edu.ed.jp

 HPのURL : http://www.tochigi-edu.ed.jp/tochigikogyo/nc2/?page_id=212<外部リンク>

この活動を始めた動機(目的)

 SkyBerryJAM(スカイベリージャム)とは、栃木工業高校が企画・設計・製作・商品化したプログラミング専用パソコンボードです。このボードは平成27年(2015年)本校企画の「サイエンス・スクール」(小学生対象のものづくり講座)のテーマから生まれました。

  平成28年度(2016年)には、「起業家精神育成事業」(栃木県教育委員会主催)というコンペ事業で認定を受け、「新しいこどもパソコンボード」の開発・商品化に向けた研究活動を始めました。その折、「2020年から小学校でのプログラミング必修化発表(文部科学省)」も追い風となり、試作版の改良、小中学校で市場調査を兼ねた出前講座などの様々な活動を推し進め「組立キット版」を商品化、平成29年(2017年)3月に一般販売を開始することとなりました。

 本校では、この本校ブランド「こどもパソコSkyBerryJAM」を拡大・普及させるとともに、このパソコンを用いた、ものづくり講座やプログラミミング出前講座活動などを通して、本校高校生をメンター(主体)とした「ものづくりやプログラミングの楽しさを広める」地域貢献活動を積極的に推進しています。

実際に令和元(平成31)年度に行った活動

スカイベリー事業風景1  スカイベリー事業風景2

2019/06/24 プログラミング出前講座(栃木・千塚小6年/第28回)開催

2019/07/04 プログラミング出前講座(同5年生/第29回)開催

2019/09/27 プログラミング出前講座(栃木・大宮南小/第30回)開催

2019/10/05 サイエンススクールin栃工2019開催

2019/11/08 プログラミング出前講座(栃木・赤麻小)開催

2019/11/16 サイエンスアゴラ2019 (東京・台場)出展

2019/11/26 プログラミング出前講座(栃木・家中小)開催

2019/12/06 プログラミング出前講座(栃木・大平南小)開催

2020/01/29 プログラミング出前講座(栃木・真名子小/第36回)開催

スカイベリー事業風景3  スカイベリー事業風景4

その成果(結果)

 出前講座では、どの小学校においても、児童の皆さんは、最初は戸惑っていた様子がありますが、徐々に慣れ、終盤には楽しそうに慣れた手つきでキーボードを操作していました。2時間という長時間にも関わらず、児童生徒の皆さんの「集中力」は絶えず、真剣に取り組んでいただいています。プログラミングに対する「興味・関心」の高さが伺えます。最後には、「ゲームプログラム」なども製作・体験して、毎回盛り上がった講座となっています。今年度は水害の影響で、予定した講座が数回キャンセルとなりましたが計8講座を実施、累計で36講座という回数を重ねることができました。

 サイエンススクール(ものづくり講座)では、今年度は「親子」で参加していたたき、小学生だけでなく一般の大人の方にもプログラミング体験の機会を広げることができました。

苦労した点や良かった点

 毎年、プログラミング講座の内容や趣向を少しずつ変化させて行っています。近年では、ロボット講座を実施、参加人数分のロボットカーを製作するなど準備活動は大変でしたが、目を輝かせて講座に臨んでいる児童の皆さんの姿を見ると達成感が湧いてきます。

スカイベリー事業風景5   スカイベリー事業風景5

これからの展望

 実際に現場の小学校の先生などと連携し、提示する資料やプレゼンの方法を事前に協議するなどして、参加する皆さんの講座内容の分かりやすさや満足度向上を主眼に改善していきたいと思っています。また、一般の市民の方々にも、ものづくりやプログラミングを体験する機会を広げていければと思っています。

 自校ブランドのパソコンを使った、高校生がメンター(主体)として行う「プログラミング講座活動」として、「日本一」を目指しています。

 

この団体や事業に関する質疑応答コーナー

この活動に寄せられたご意見・ご質問に対する回答は以下のとおりです。

【質問】・なぜ、スカイベリージャムという名前にしたのですか?

【回答】「イチゴジャム」というパソコンボードをベースとしていて、栃木のイチゴジャム「スカイベリー・ジャム」という名称にしました。ちなみに「SkyBerryJAM」という名称は商標登録(特許庁)が認定され、本校が管理しています。

 

【質問】・参加した高校生のその後や、小学生のその後の成果のようなものがあれば教えてください。

【回答】・生徒たちは教えることを通して、工業高校で学ぶ技能・技術を体現することができ、それが自己肯定感や有用感の醸成にもつながっていると思います。また学校のイメージやブランド、知名度向上に寄与していることは言うまでもありません。
・また、参加された小学生については、その後の正確な追跡調査などは出来ていませんが、プログラミングについて、興味関心が深まり、自宅で取り組んでいるという児童もいるというお話は聞いています。

【質問】・出前講座の実績はすばらしいです。小中学校でのSkyBerryJAM購入の実績、あるいは問い合わせなどはあるのでしょうか?

【回答】・各販売店の顧客情報保護もあるため、すべてを把握できていませんが、当方で確認している情報としては、小中学校では数校へ数十台、高校でも数校へ数十台、県外自治体へ数十台といったところです。

【質問】・各小学校へのアプローチはどのように行っていますか?なお、学校からの依頼を断ったケースはありましたか?その場合の理由と今後の対応はどうされますか?

【回答】・毎年、栃木市内の小学校へ出前講座の資料(申込書)を配付しています。昨年10月の水害の影響で、残念ながら予定していた3校ほど、キャンセルしました。それ以外はすべてお受けしました。2020年9月末現在、累計で40講座を実施しました。

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