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令和元年度「とちぎ夢ファーレ」事業報告(ひだまり)

印刷 大きく印刷 更新日:2020年11月13日更新
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令和元年度「ひだまり」実績報告

 事業名:地域のあったか居場所づくり

団体情報

ひだまり1
(活動の一コマ「もちつき」)

 団体名:ひだまり

 代表者名:塚原由起

 会員数:3名

 メールアドレス:ibasho0114@gmail.com

この活動を始めた動機(目的)

 3名で運営を行う、まだ駆け出しの小さな団体です。それぞれが違う大学に通う中、「居場所づくりをしたい!」という想いを抱くようになり、市民活動推進センターくららに相談に行ったところ繋がることができました!実は同じ高校の同級生で、思わぬ再会を果たしました!

 再会後、互いの学んできたことややりたいことを話し合う中で「経験の貧困」という言葉に着目しました。この経験とは、衣食住など家庭における経験と、年間行事など家庭にとどまらない文化的な経験の2つを指します。

 この経験の貧困の改善を目的に、学業との両立もあるため、活動の軸は文化的貧困に着目したイベントの開催としました。主な対象子どもたちですが、その中で地域の高齢者と交流し教わる機会を生み出し、互いに元気をもらえる関係をつくりたいと考えました。

ひだまり2ひだまり3ひだまり4

実際に令和元(平成31)年度に行った活動とその成果(結果)

5月:第1回イベント開催「家に飾る鯉のぼり作り」(小山高専サテライトキャンパスにて、参加者23名)

9月:第2回イベント開催「神社でお月見しませんか?」(嘉右衛門町神明神社にて、参加者15名)

翌2月:年間報告書作成

 1回目の鯉のぼり作りでは、それぞれの作品を作るため親子間で楽しむことが中心となってしまい、他参加者との交流が希薄になってしまいました。また、イベント内では子どもたちが行事の由来について知る時間をつくり、子どもたちに質問をし、一緒に歌を歌って楽しむことができました。

 これを踏まえて、2回目のお月見ではみんなで作って食べる時間を共有し、参加者間の交流を生むことが出来ました。また、行事の由来については語り部の方にご協力頂き、子どもたちが読み聞かせを楽しみながら話が頭に入っていく様子が窺えました。

 どちらの会も参加者は小さなお子さんがいる親子層が中心でしたが、1回目では物づくりの好きな高齢の女性、2回目ではチラシを見て1人でいらした男性もいました。男性は帰り際「団子が美味しかった!」と笑顔で話してくださいました。

 団子をこねている際は、参加者から「自分が小さな時はやったが、今はなかなか家でやらない。」といった声があり、行事ごとを行う家庭が減ってきている印象を受けました。

【5月:鯉のぼり作り】

鯉のぼり1鯉のぼり2
鯉のぼり3鯉のぼり4

【9月:お月見】

月見1月見2
月見3月見4

苦労した点や良かった点(全体的)

 お互いが栃木市ではないところで別々に学んでいたため、会場の設営や情報の周知、協力者の方との情報共有が難しく苦労しました。

 良かった点としては、開催したイベントのお月見でお団子を作りましたが、私たちのあまりできないところを協力者の方が自然な形で手伝ってくださったことです。私たちとしては自然な形で参加者の方と開催者側が協働できたらいいなと思っていたため嬉しく感じました。
 また、イベントのリピーターになってくれたお子さんの成長を垣間見ることができたことも良かったことの1つです。1年弱でここまで成長するのだと感動しました。

 これからの展望

 地域の子どもから高齢者まで、様々な年代の方が楽しめるイベントを定期的に開催し、ゆくゆくはイベントだけでなくみなさんが集まれるような居場所を作りたいです。

 また、今はコロナ禍でイベントなどの開催が中止・自粛が多く集まることが難しくなっています。そのため多世代交流とはいきませんが、みなさんのおうち時間が少しでも楽しくなるようなコンテンツをメールやお手紙でお届けできたらいいなと思います。

この団体や事業に関する質疑応答コーナー

この活動に寄せられたご意見・ご質問に対する回答は以下のとおりです。

【質問】・遠方で学びながら地域で活動を行うこと、また同級生と力を合わせ支援センターのくららを活用し、事業を拡げていくところなどは、新たに活動を始めたい方のモデルになる進め方だと感じました。今後の展開などお考えあれば、お聞かせください。

【回答】ご質問頂きありがとうございます。大学生時、固定の居場所づくりを目指してスタートしましたが。直ぐに実現することは難しいため、イベントを開催するという形をとりました。社会人になってからは、遠方で働きながらも地元で活動しよう!と思っていましたが。実際は環境の変化、仕事で時間をつくることが難しい、またコロナ禍で動けないといった状況です。その中でも、月に1回リモート等で互いの近況報告や活動について話し合いを行っています。また、それぞれが対象としたい世代が「児童」と「高齢者」と異なり、現在は各分野での仕事に就いています。当初はその違いを強みと考え活動していましたが、今後はそこをどう生かしていくか悩んでいます。答えになっていないと思いますが、丁度悩んでいた部分でしたので、コロナ禍で動けないからこそじっくり考えていこうと思います

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