栃木市では、風しんの抗体検査と予防接種の費用の一部を、独自に助成しています。
妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児が感染し「耳が聞こえにくい」・「目が見えにくい」・「心臓に病気がある」などの「先天性風しん症候群」という病気にかかってしまうことがあります。
なお、妊婦のパートナーが風しんを発症すると、妊婦そして胎児へ感染させてしまう可能性があります。パートナーも風しんにかからないよう予防することが大切です。
※妊娠している女性・妊娠の可能性のある女性は、予防接種を受けることはできません。
※女性が接種する場合、接種前約1か月間、接種後約2か月間は避妊をおこなってください。
助成金額 | 助成回数 | ||
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風しん抗体検査 | 2,000円 | 生涯に1回限り(予防接種は、風しんワクチン・麻しん風しん混合ワクチンのいずれか1回のみ助成) | |
予防接種 | 風しんワクチン | 3,000円 | |
麻しん風しん混合ワクチン | 5,000円 |
栃木市内に住所を有する次のいずれかに該当する方
※「配偶者」とは、婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含みます。
抗体検査の受診票と、予防接種の予診票は、市内協力医療機関の窓口に設置してあります。
医療機関には、予診票のほか、説明書も設置しています。
令和6年度風しん予防対策事業協力医療機関一覧 [PDFファイル/154KB]
接種前に申込書を提出してください。提出がないと、助成ができません。
市が助成する任意予防接種を市外で受ける方へ(要申込)
医療機関に予約してください。(ワクチンの手配の必要があるため、必ず医療機関に連絡を入れてください。)
抗体検査をおこない、抗体が基準に満たない場合は接種を受けます。
※予防接種は、風しんワクチンと麻しん風しん混合ワクチンのどちらか一方のみを接種します。
「三日ばしか」と呼ばれることもある、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。感染すると約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。風しんの症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に1人くらいの割合で発生することがあります。また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障がいをもつ(先天性風しん症候群)子どもが生まれてくる可能性が高くなります。
(参考)風しんについて(厚生労働省)<外部リンク>
抗体検査を県の事業で受け、予防接種が必要となった場合、予防接種の助成だけを栃木市から受けることも可能です。
県の抗体検査の対象者等、詳細は県ホームページをご確認ください。
風しん抗体検査の実施について(栃木県)<外部リンク>