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企画展「栃木の竹工芸家 齋藤文石」

印刷 大きく印刷 更新日:2019年8月21日更新
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企画展「栃木の竹工芸家 齋藤文石」

齋藤文石展チラシ表面 齋藤文石展チラシ裏面

竹工芸家・齋藤文石(ぶんせき)(本名は文次郎/1910-1991年)は1910(明治43)年に現在の栃木県栃木市に生まれました。1925(大正14)年に上京し、本市出身の竹工芸家で竹工を芸術の域に高めた飯塚琅?齋(本名は弥之助/1890-1958年)に入門しました。1937(昭和12)年に独立し帰郷すると彫刻家・版画家の鈴木賢二や日本画家・南摩朱鳥(なんましゅちょう)らと本市の文化の向上に力を注ぎました。翌年の第8回下野美術展では≪手筥≫が佳作となり、1943年から1948年まで新構造社展に出品を重ね竹工芸家として活動する一方、前田雀郎(じゃくろう)の門弟として「次男坊」の号で川柳を発表しました。
戦後は1949年から約20年間、栃木県工芸指導所(現在の栃木県産業技術センター)に勤務し、竹の研究や竹製品の考案、竹の編組技法を後進に伝えました。
主に「日本竹笹の会」において竹に関する発表や栃木県工芸作家協会への参加、第5回日本伝統工芸展で≪盛籃≫が奨励賞となり竹工芸家・研究者・指導者として多彩な活動を展開しました。
本展は、齋藤の初期から晩年を約40点の作品と資料から振り返るはじめての回顧展となります。また、齋藤が弟子入りしていた頃の師・飯塚琅玕齋とその長兄・二代鳳齋、そして齋藤の教えを受けた竹工芸家・重要無形文化財「竹工芸」保持者、勝城蒼鳳の作品など約20点もあわせて展覧します。栃木の竹工芸家・齋藤文石が歩んだ竹の道をご覧ください。

 

会期

2019年9月3日(火曜日)~10月20日(日曜日)

開館時間

午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)

観覧料

一般(高校生以上)/500円(300円)、中学生以下は無料()内は20名以上の団体割引料金
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料

主催

栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館

後援

朝日新聞宇都宮総局、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社エフエム栃木、栃木ケーブルテレビ、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送

 

関連イベント

竹工芸家によるギャラリートーク

日時:9月14日(土曜日)午後2時~(60分程度)
講師:大木淑恵氏(竹工芸家)
会場:とちぎ蔵の街美術館
※観覧券をお買い求めのうえ、美術館受付にお集まりください。

竹のワークショップ「竹編みのコースターをつくろう!」

日時:9月28日(土曜日)午前10時~(150分程度)
講師:佐川素峯氏(竹工芸家)
会場:とちぎ蔵の街観光館2階多目的ホール(栃木市万町4-1)
対象:小学5年生から一般
参加費:1人500円(材料費込み)
定員:10名(9月3日から電話申込受付先着順)
申込先:とちぎ蔵の街美術館(0282-20-8228)

記念対談「竹工芸家・齋藤文石について」

※台風19号の影響で荒天により交通機関の運休や乱れが予測されるため、参加者の皆様の安全を考慮して、対談は中止させていただくことになりました。

日時:10月12日(土曜日)午後2時~(60分程度)
講師:勝城蒼凰氏(竹工芸家・重要無形文化財「竹工芸」保持者)
    諸山正則氏(元東京国立近代美術主任研究員)
司会:河野エリ(とちぎ蔵の街美術館学芸員)
会場:とちぎ蔵の街観光館2階多目的ホール(栃木市万町4-1)
定員:60名(9月3日から電話申込受付・聴講無料)
申込先:とちぎ蔵の街美術館(0282-20-8228)

学芸員によるギャラリートーク

日時: 9月22日(日曜日)午後2時から(45分程度)
    10月20日(日曜日)午後2時から(45分程度)
※観覧券をお買い求めのうえ、美術館受付にお集まりください。