清水登之(しみずとし)は1887(明治20)年、下都賀郡国府村大塚(現在の栃木市大塚町)に生まれました。20歳の時単身アメリカに渡り、初めは西海岸、後にニューヨークに出て働きながら美術を学びました。アート・スチューデンツ・リーグではアメリカン・シーンを描いたジョン・スローン、ジョージ・べローズたちに出会い、清水も都市生活者たちにまなざしを向け、独自のスタイルでユーモラスに描きました。
1924(大正13)年、フランスに渡ると周辺諸国への旅や美術館巡りなどをする一方、サロン・ドートンヌに出品し、一定の評価を得ました。20年におよぶ海外生活に終止符を打ち、1927(昭和2)年に帰国。二科展や独立美術展に出品、従軍画家として戦地に赴きました。
清水は郷土の画家として親しまれ、今なお私たちの心に生き続けています。清水登之没後70年を記念し、初期からアメリカ、フランス、帰国後から戦時中までの作品、約50点からその画業を振り返ります。
平成28年2月9日(火曜日)~3月27日(日曜日)
一般・大高生 300円※ 中学生以下は無料
※20名以上の団体は200円
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館
朝日新聞宇都宮総局、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社エフエム栃木、栃木ケーブルテレビ、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送、小山工業高等専門学校
清水登之顕彰会
「青木世一の立体絵画教室、みえないものが見えてくる」
清水登之の《パリ夜街》を立体にします。
「清水登之を知る」
トワイライト・ミュージアムコンサート「清水登之のパリ時代」
「清水登之について―清水登之日記勉強会による」
2月13日(土曜日)、2月28日(日曜日)、3月27日(日曜日)
各日、午後2時から
観覧券をお求めのうえ、美術館受付にお集まりください。