企画展
「生誕145年 竹工芸家・二代飯塚鳳齋 竹を編み竹に生きる」
9月5日(火曜日)~10月22日(日曜日)
二代飯塚鳳齋(ほうさい)(1872-1934/本名は定吉、後に菊次を継ぐ)は、現在の栃木市嘉右衛門町に生まれました。父・初代鳳齋(本名は岩吉)は栃木周辺において籠師として知られ、二代鳳齋は国内外の博覧会に花籠を出品し受賞を重ねていました。1904年頃に一家で上京。1915年には宮内省の依頼により大正天皇即位に伴う大嘗祭(だいじょうさい)のために≪神服入目籠≫一対を鳳翁(ほうおう 初代鳳齋)、弥之助(後の琅玕齋(ろうかんさい))と共に謹製しました。また、農商務省(後に商工省)が主催する図案及応用作品展(後に工芸展、商工展)で受賞を重ねるなど東京竹工界で活躍し、1925年のパリ万国装飾美術工芸博覧会では≪笈形器局(おいがたききょく)≫で名誉賞となり、日本を代表する竹工芸家となりました。
二代鳳齋は近年、国内にとどまらず海外においても評価が高まっている弟・琅玕齋(1890-1958)に技を伝え、竹工の地位向上に尽力しましたが、これまでその活動をまとめて紹介される機会はありませんでした。
本展は、二代飯塚鳳齋の生誕145年を記念して、明治末期から昭和初期までの作品約50点を展覧し、その魅力をご紹介します。
9月5日(火曜日)―10月22日(日曜日)
一般(高校生以上)/500円(300円)中学生以下は無料
()内は20名以上の団体割引料金
9月18日(月曜日・祝日)の敬老の日は、満65歳以上の方は無料(年齢がわかるものをお持ちください)
身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館
朝日新聞宇都宮総局、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社エフエム栃木、栃木ケーブルテレビ、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送
公益財団法人 花王芸術・科学財団、芸術文化振興基金
「二代飯塚鳳齋をめぐる美術工芸の情況」
「かんたん竹あみ体験教室」
9月30日(土曜日)、10月22日(日曜日)午後2時~(45分程度)
会場=とちぎ蔵の街美術館
3、4は美術館まで電話でお申し込みください。0282-20-8228
1、5は観覧券をお求めのうえ、美術館受付にお集まりください。