癸生川コレクションは、栃木の経済人だった癸生川榮一氏(1923-2013)が、長きにわたり収集されてきた作品の一部、152点をとちぎ蔵の街美術館展示用として寄附いただいたものです。その中心は、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された陶芸作家たちの作品ですが、県内出身の美術工芸家たちへも関心を寄せていたことが本コレクションの特徴といえます。
本展では、人間国宝に認定された加藤土師萌(かとうはじめ)、藤本能道(ふじもとよしみち)、佐野出身の田村耕一たちの作品、また、本市出身の竹工芸家・飯塚琅玕齋(いいづかろうかんさい)の日本画や日光出身の画家・小杉放菴(こすぎほうあん)の作品など約50点の他に癸生川氏が旧蔵していた荒川豊蔵の≪瀬戸黒金銀彩梅図茶碗 銘 さきがけ≫(個人蔵)を特別に展覧します。
ひとりのコレクターによって収集されたコレクションの魅力をお楽しみください。なお、会期中、一部の作品について展示替えを予定しています。
栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館
朝日新聞宇都宮総局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、産経新聞社宇都宮支局、日本経済新聞社宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社とちぎテレビ、栃木ケーブルテレビ、株式会社エフエム栃木、株式会社栃木放送
「癸生川コレクションの魅力―小杉放菴の作品について」
「みて・さわって・たのしむお茶の世界」
1月25日(日曜日)、2月14日(土曜日)、3月8日(日曜日)
各日、午後2時から
観覧券が必要です。