とちぎ蔵の街美術館は、平成15年3月に開館しました。収蔵品の中心は市ゆかりの美術工芸家の作品ですが、平成13年度に近現代の陶芸と絵画、平成18年度に現代の水滴作品を寄附いただき、それぞれ癸生川コレクション、石井コレクションとして位置づけています。
開館以来、地域とともにある美術館として、市ゆかりの美術工芸家たちの活動を系統的に紹介することを目的に収集活動を展開しています。現在の収蔵品数は2,000点を超え、それらの多くは、当館の活動にご理解いただいた方々からのご寄附によって支えられています。
また、美術資料は「貴重な文化遺産であり、未来に伝えるべきもの」とメッセージを込めてテーマを設けた収蔵品展を開催し、それらの公開に努めています。
本展覧会では、平成25年度に新たに収蔵された作品を含め、市ゆかりの美術工芸家たちの優品を前期と後期に分けて展覧します。絵画では、20歳で単身アメリカに渡り絵を学んだ清水登之(しみずとし)、初期文展で活躍した橋本邦助(はしもとくにすけ)、晩年奄美大島に渡り南国の自然を静謐に描いた田中一村、日本の四季折々の風景に心を寄せた刑部人などです。一方、工芸では飯塚鳳齋(いいづかほうさい)(二代)、琅玕齋(ろうかんさい)、小玕齋(しょうかんさい)らの竹で緻密に編まれた作品を展覧します。栃木市ゆかりの美術工芸家たちの多彩な活動とその魅力をご堪能ください。
栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館
朝日新聞宇都宮総局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、産経新聞社宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社とちぎテレビ、栃木ケーブルテレビ
「修復で甦った栃木市ゆかりの美術」
「すてきなミニチュア屏風をえがこう!」
5月25日(日曜日)、6月21日(土曜日)、7月19日(土曜日)、8月2日(土曜日)
各日午前10時から