栃木市ゆかりの美術工芸家・橋本邦助(1884-1953)、高野薫邦(1903-1988)、刑部人(1906-1978)、鈴木賢二(1906-1987)、田中一村(1908-1977)、飯塚小玕齋(1919-2004)たちは、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に学びました。そのジャンルは洋画、日本画、彫刻、竹工芸など多岐にわたっています。刻々と変化する自然の表情を描き、心の中の風景を表現したのは、初期文展において高い評価を得た橋本邦助、日本画院を活動の舞台とした高野薫邦、奄美大島(鹿児島県)に渡り南国の自然を静謐に描いた田中一村、日本全国を巡り四季折々の風景を写し取った刑部人たちです。
また、鈴木賢二は働く人たちの姿を力強く彫り、飯塚小玕齋は自然から創を得た花籠などを制作しました。
本展は、東京美術学校で学んだ本市ゆかりの美術工芸家たちが、さまざまな風景と出会いにより表現した約40点の作品をご紹介します。
また、併設展として、清水登之のアメリカ、フランス時代の油彩画、飯塚琅玕齋の書など新収蔵品を展覧します。
平成28年7月5日(火曜日)~9月25日(日曜日)
一般(高校生以上)/300円(200円)中学生以下は無料。
()内は20名以上の団体割引料金
9月19日(月曜日・祝日)敬老の日は、満65歳以上の方は観覧無料(年齢がわかるものをお持ちください)
身体障がい者手帳、療育手帳、障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館
朝日新聞宇都宮総局、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社エフエム栃木、栃木ケーブルテレビ、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送
刑部人勉強会、鈴木賢二研究会
刑部人の出身地(栃木市都賀町)に残る作品などや刑部人とのエピソードなどを紹介します。
観覧券をお求めください。
「親子で変身!不思議な動物」
紙を切ったり、折ったり、貼ったりして、親子で仲良く不思議な動物に変身します。
先着10組(20名)(事前申し込み)
とちぎ蔵の街美術館まで、電話でお申し込みください。
7月30日(土曜日)、9月25日(日曜日)各日14時00分~(1時間程度)
観覧券をお求めのうえ、美術館受付にお集まりください。
「親子で変身!不思議な動物」
講師:造形作家 青木世一
(写真:これまでのワークショップの風景)
田中一村
《水墨竹石》《武陵桃源図》《僊桃(延寿萬歳図)》《藤花図》
とちぎ蔵の街美術館蔵
(写真:とちぎ蔵の街美術館 第一展示室)