中原淳一(1913~1983)は、戦前から戦後にかけて、イラスト、ファッション、インテリアなど幅広い分野で活躍し、女性たちから多くの支持を得た芸術家です。
19歳のときに開催した自作のフランス人形展が大きな反響を呼び、これを機に専属挿絵画家となった雑誌「少女の友」で爆発的な人気を得ました。戦後、自ら雑誌「それいゆ」を創刊、続いて「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」などを発刊し、暮らしもファッションも心も、美しく生きる道筋を示してカリスマ的な憧れの存在となりました。活躍の場は雑誌にとどまらず、ファッション、イラストレーション、ヘアメイク、インテリアなどの分野で日本の時代をリードしました。
また栃木市ゆかりの作家・吉屋信子(1896~1973)の著作の装丁、挿画を数多く手がけていることでも知られます。
本展では、多彩な活動から、今も多くの人を魅了し続ける中原淳一の美学をご紹介します。
平成27年4月15日(水曜日)~6月28日(日曜日)
栃木市、栃木市教育委員会、とちぎ蔵の街美術館
吉屋信子記念会、朝日新聞宇都宮総局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、産経新聞社宇都宮支局、日本経済新聞社宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社とちぎテレビ、栃木ケーブルテレビ、株式会社エフエム栃木、株式会社栃木放送
「中原淳一のメッセージ」
中原淳一がファッションデザインの講習会の教材用に描いたスケッチをもとに、スタイル画をデザインしてみましょう。出来上がった作品を館内に展示します。
4月25日(土曜日)、5月30日(土曜日)、6月7日(日曜日)
各日、午後2時から
観覧券が必要です。