令和元年度「とちぎ夢ファーレ」事業報告(傾聴ボランティア「ひだまり」)
令和元年度「傾聴ボランティア「ひだまり」」実績報告
事業名:傾聴ボランティア活動
団体情報
団体名:傾聴ボランティア「ひだまり」
代表者名:山士家 康雄
会員数:9名
(報告をする前に)「傾聴」ってなぁに?
高齢者や障がい者、子育て中のママや大震災の被災者などなど、悩みや寂しさを抱える人の心に寄り添い話を聞く。
ありのままを受け止め、共感する。
「傾聴」とは、そうした行動や活動のことをいいます。
この活動を始めた動機(目的)
参加しているメンバーの動機は様々です。
・なにか地域にお手伝いできることはないかと思い、手始めに興味のあった傾聴ボランティアの講座に参加してみると、講師の黒川氏の傾聴に傾ける熱意や思いに心打たれ、傾聴の学びへ引き込まれていった。
・実際に活動していきたいけど自分にできるだろうか?という不安もあった中で講座を受け、学んでいった。その不安は講師 黒川氏のご指導により(解消され)、傾聴ボランティアへの活動として、前へ一歩進むことができた。
その他にも( ^ω^)・・・
・「興味があったときに、ちょうど声を掛けられた。」
・「仕事をやめて新しいことを始めようと思った。」
・「市の広報紙をみてやりたいと思って、講座に申し込んだ。。」
・「自分自身のために傾聴講座を受けた。」
・「相手の話をきちんと聞くスキルを学ぶことができるので、勉強を始めた。」
等々、様々な想いを胸に、この活動に取り組んでいます。
実際に令和元(平成31)年度に行った活動とその成果(結果)
特別養護老人ホーム施設での傾聴ボランティア 毎月1回以上
傾聴ボランティア養成講座3回シリーズ受講
傾聴ボランティアスキルアップ講座3回シリーズ受講
ひだまり定例会 毎月第3日曜日など
【初めてのひだまりとしての研修・施設見学「認知症カフェ」】
※『認知症カフェ』とは
認知症の方も家族も地域住民、医療専門職など様々な方が集うカフェで、認知症の方も一緒に働いています。
認知症の人や家族の悩みを共有し合いながら、自由な雰囲気のなかで、支える人支えられる人という隔てをなくして、
地域の人たちだれもが自然に集まれるカフェです。
研修に行ったカフェは認知症に関する相談も受けているところです。
【リーフレットの作成 何度も何度もみんなで話し合い】
「ひだまり」の活動を地域の多くの方に知ってもらいたい、寄り添いながらの傾聴活動・・・・
挿絵も雰囲気に合ったものを探し、やっとの思いで完成したリーフレット!!
(リーフレットの表面・裏面)
リーフレットはこちらでダウンロードできます! 藤岡町傾聴ボランティア「ひだまり」 [PDFファイル/843KB]
【その結果】
グループ内で話し合いの中で、お互い向上していくため
勉強していき、スキルを身に着けて、施設訪問を続けている。
日々学習、そして心が温かくなって、ほっこりする(o^―^o)
グループのみんなが積極的に傾聴を学んでいく。
苦労した点や良かった点
いろいろな人がいるからこそ、実際傾聴し、難しい場面にぶつかったり、傾聴の大切さを実感できるときがある。
心に余裕をもたないと、相手のおはなしが聞けないから、自分の心も大切にしていく。
友だちの話を「~そうでしたね。~そうですよね。」と普段でも傾聴の心がけをもって話を聞くようになった。
これからの展望
メンバーとの出会いにより、着実に傾聴へ前向きな姿勢と日々の講座の積み重ね。
更にグループが活性化していくように定例会への参加をしていきたいです。
住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、お手伝いができればうれしいです。
随時、会員募集中です。
(修了証授与後の写真)
会長から一言
傾聴ボラティア「ひだまり」は2019年1月20日に誕生しました。まだ2年目で、会員は9名。経験不足で・会員不足です。
傾聴ボランティアに特別な資格は不要です。傾聴の専門家をお招きしての講座開催で、増員と会員の力量アップっを目指しています。受講をお待ちしてます。地域の方への呼びかけのリーフレットを作り、その存在を宣伝し、利用者の拡大を目指しています。少しでも社会の役に立ちたいからです。
「話を聞いてほしいけど見つからない。」という方も多いと思います。話をすることで、心の負担が軽くなることもあります。そのお手伝いをします。
お宅や施設へ伺います。無料です。話の内容を口外することはありません。
この報告を読んでいただいた方のご質問、ご意見、ご協力をお待ちしています。
~ひだまり事務局のひとりごと~
只今、傾聴の勉強中です。傾聴の学習に終わりはありません。
講座に参加するたびに、自分の心・本心と向き合える時間があります。
人は誰かに自分の話を聞いてほしいと思っています。
だからこそ、ありのままの心を受け止める人と時間が今だからこそ必要だと思います。
講座って難しいのかしら⁇ いいえ、そんなことありません。一部ご紹介を…
「☆私の今までを支えてくれた人☆」へ手紙を書くことを行う想定書簡法という時間がありました。
この講座を受けたときに涙があふれて筆を持つ手がふるえ、最後まで綴ることができませんでした。
何故か?…というと感謝と共に人の真心、「傾聴」という奥の深い、広い学びがあることに気がつきます。
「傾聴」をきっかけに、多くの方と多くの学びに出会えて感謝しています。
私は、まだまだ傾聴という扉を開けたばかりです。
人のためではなく、自分のためなのかもしれません。
是非、多くの方にも「傾聴」に参加してほしいと願っています。
メンバーとの出会いにより、着実に傾聴へ前向きな姿勢と日々の講座の積み重ね。
更にグループが活性化していくように定例会への参加をしていきたいです。
住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、お手伝いができればうれしいです。
この団体や事業に関する質疑応答コーナー
この活動に寄せられたご意見・ご質問に対する回答は、以下のとおりです。
【質問】・今後の目標(メンバーを○○人増やしたい)などありましたら、教えてください。
【回答】・さらに講座を受講したりしてスキルアップを目指すと同時に、地域への傾聴活動を続けていきたいです。また、「ひだまり」のメンバーを増やしてさらに活発な活動が出来たら良いと考えています。
【質問】・個人宅での傾聴は今後ますます需要が増えると思われ、孤立の予防、地域の見守り活動にもつながる重要施策であるため、そのあたりの今後の展開予定はありますか?また、リーフレットを活用した会員増、事業の啓発の新たな展開はありますか?
【回答】・コロナ禍で近所の方とも話す機会も少なくなったとのことで、自分の話を聞いてほしいと思っている方はたくさんいると思います。人へ話すことにより安心感やあたたかな気持ちが毎日の生活をよりよいものへと導いてくれるものと思います。地域の方々がこの傾聴活動を知って、活用していただけると嬉しいです。また、傾聴がどんな活動なのかをPRしていくと共に、地域住民が地域で支える力を担えるように今後も活動していきたいと考えております。
・今後の活動としては学校等にもこの活動の大切さを知ってもらうために、働きかけていこうと考えています。実際に日光市では中学1年生から3か年計画でこの傾聴について学習していて、人の話を聞く「肯定」する力が人として、生きる力として、また自らを見つめるという大切なことを身に着けてほしいというねらいで行っているとのことでした。
・ゆっくり、じっくりと地域であたたかで優しい「ひだまり」の場として存続させていきたいと思っています。