水で冷やす
やけどは、すぐに水で冷やすことが大切です。やけどを冷やすと、痛みが軽くなるだけでなく、やけどが悪化することを防ぐことも出来ます。
ポイント
- できるだけ早く、水道水などの清潔な流水で十分に冷やします。
- 靴下など衣類を着ている場合は、衣類ごと冷やします。
- 氷やアイスパックを使って長時間冷やすと、冷えすぎてしまい、かえって悪化することがあるので注意します。
- 広い範囲にやけどをした場合は、やけどの部分だけでなく体全体が冷えてしまう可能性があるので、冷却は10分以内にとどめます。
- 小さい子どもや老人は、比較的小さいやけどでも命に関わることがあるので注意します。
- 火事などで煙を吸ったときは、やけどだけでなく肺が傷ついている可能性があるので、救急車で医療機関に行く必要があります。
改訂3版 応急手当講習テキスト 救急車がくるまでにより引用