過去の阪神・淡路大震災や東日本大震災では多くの建物の崩壊や火災が発生し、火災のうち出火原因が特定された建物火災の約6割が通電火災とされています。
通電火災は、大規模な地震などにより停電が復旧し、通電が再開される際に破損した電化製品や傷ついた配線がショートするなどして出火するものです。
この通電火災を未然に防ぐ器具として感震ブレーカーがあり、地震時に一定以上の揺れを感知した場合に自動的に通電を遮断するものです。
感震ブレーカーを設置して、地震時の火災を未然に防ぎましょう。

地震の時、自動で電気を遮断できる感震ブレーカーをつけましょう[PDFファイル/187KB]
設置にあたっての注意点
- 感震ブレーカーの設置状況によっては、設定作動震度より小さい場合でも作動したり、逆に大きい場合でも作動しなかったりする場合がありますので、感震ブレーカーの設置の有無に関わらず、地震発生後に自宅から避難する場合はブレーカーを切るようにしてください。
- 家庭内で医療機器等を使用している場合、設置をする感震ブレーカーの種類によっては医療機器等への影響が考えられるため、設置をする際には十分注意してください。
- 夜間に地震が発生し感震ブレーカーが作動した場合に、避難するための照明が確保できず、倒れた家具や割れた窓ガラスなどで怪我をする可能性があります。あらかじめ停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を用意しておくと、電気が消えても安全に避難できます。
- 復電する際は、事前にガス漏れや電気製品の安全を確認してから行ってください。
掲載URL
感震ブレーカーに関する内閣府HP(大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会)
大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会<外部リンク>
<外部リンク>
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