平成10年から運用しておりました栃木市消防署大平分署配備の消防ポンプ自動車が更新され、令和4年3月6日より運用を開始しました。
この消防車は四輪駆動で、乗車定員5名、600リットルの水を積載している消防車になります。
今までのポンプ車より車内の高さが高くなっていて、後部座席室内の高さは160センチあります。室内空間が拡大したことにより、災害現場に行くまでの間に隊員の装備や資器材の準備がスムーズにできるようになりました。
また、収納スペースが多く確保できることにより、救急支援活動等で必要な資器材を室内に収められ、現場に到着してからすぐに活動ができるようになりました。
このポンプ車には泡を発射する装置(圧縮空気泡消火装置=Cafs)がつけられており、火事を消すのに、水だけではなく水と消火用の薬剤を混ぜた消火能力の高い泡を発射することができます。このことにより、水の使用量を抑えながら、効率よく火を消すことが可能となります。
火事以外のあらゆる災害に対応できるように、様々な資器材が積載されています。救急用資器材の他、鉄板、倒木等を切断するエンジンカッター、チェーンソーなどを積載しております。
今後訓練を重ね、導入された車両、資器材を最大限に活用し、栃木市民の安心、安全を守っていきたいと思います。