令和6年5月19日(日曜日)栃木市役所西方総合支所駐車場を会場に、都賀・西方地域の消防団員を対象とした合同訓練を実施しました。
訓練では中継送水を実施いたしました。中継送水は火災現場と消防水利(以下、水利。消火用の水源を消防水利と言います)の距離が遠かった場合などに活用する重要な戦術です。
この訓練は技術習得と地域間の連携を強めるために実施しました。現場以外では顔を合わせない他の地域の団員と訓練を共にすることは非常に有意義で効果的でした。合同訓練は今後も継続し、迅速な消火活動に備えます。
ホースを延長すると距離や高低差によって次第に水圧が弱まり、十分な水量を送ることができなくなってしまいます。中継送水はホースとホースの間に別の消防車を連結(中継)させ、水圧を調整させる戦術です。水利、中継、筒先(先端、放水口)の3者がきちんと連携していないと効果的ではないので、想像より難しいです。
消防ポンプ自動車(左)と小型動力ポンプ付積載車(右)があります。
それぞれにメリットがあり、地域の実情(都市部、郊外、山間部など)を考慮して配置しています。
今回の訓練では自然水利である水路を水利としました。