都市再生整備計画「とちぎ蔵の街周辺地区」
栃木地域の中心市街地におけるまちづくりの概要
本市では、栃木駅周辺の中心市街地を「とちぎ蔵の街周辺地区」と位置づけ、国の交付金事業である「地方都市リノベーション事業」を導入し、大規模な遊休地である旧栃木市役所本庁舎跡地や旧栃木中央小学校跡地等を活用した(仮称)文化芸術館や市民交流センター等の施設整備を行うことで、新しい「栃木市」のまちづくりを進めていきます。
「とちぎ蔵の街周辺地区」における課題や目標等を定めた「社会資本総合整備計画」と、地方都市リノベーション事業の具体的な事業内容をまとめた「都市再生整備計画」について、下記のとおり公表いたします。
- 社会資本総合整備計画 とちぎ蔵の街周辺地区 [PDFファイル/17KB]
- 都市再生整備計画 とちぎ蔵の街周辺地区 本編 [PDFファイル/4.97MB]
- 都市再生整備計画 とちぎ蔵の街周辺地区 概要版 [PDFファイル/1.22MB]
また、とちぎ蔵の街周辺地区については、「地方再生コンパクトシティ」として、全国で32都市選定されるモデル都市の一つに選定されました。「地方再生コンパクトシティ」は、国土交通省が、人口減少・地域経済縮小等の課題を抱える地方都市において、地域活力の再生・まちの賑わいの創出等に積極的に取り組もうとする自治体を選定し、ハード・ソフト両面から重点的に支援するものです。
とちぎ蔵の街周辺地区では、「みんなで創る来てよし住んでよし古くて新しいまち蔵の街とちぎ」をテーマに、蔵の街などの歴史資源等を有効活用し、ハード・ソフトの相乗効果によるまちなかの活性化を図ります。
地方再生コンパクトシティについて(国土交通省HPへリンク><外部リンク>
国の交付金事業「地方都市リノベーション事業」導入の背景・目的
多くの地方都市では、人口の減少や少子高齢化に伴い市街地の空洞化が課題となっておりますが、本市も例外ではなく、特に、栃木駅周辺の中心市街地ではその傾向がみられ、地域の活力の低下が心配されています。
中心市街地の活力の低下は、市全体にも影響することから、にぎわい、魅力を生み出す様々な都市機能をより一層集約し、「持続可能なまちづくり=都市の再構築」を進めていく必要があります。
また、中心市街地には、旧栃木市役所本庁舎跡地や旧栃木中央小学校跡地等の大規模な遊休地が点在しており、中心部の活性化のための効果的な活用が求められています。
これらのことから、市では平成24・25年度に「まちなか土地利用調査(※)」を実施し、市民の皆さまのご意見等をいただきながら、地域の魅力の向上や中心市街地の活性化・定住人口の増加等につながる土地利用の方針等を検討しました。
そして、この市の土地利用の方針と交付の目的が一致している国の交付金事業「地方都市リノベーション事業」を導入し、栃木駅周辺の中心市街地を「とちぎ蔵の街周辺地区」と位置づけ、各種事業を進めていくこととしました。
「とちぎ蔵の街周辺地区」の各種事業の推進により、様々な都市機能を中心市街地に適切に集約・配置し、魅力や活力、賑わいを創り出すことで、持続可能な都市に再構築(=リノベーション)し、新しい「栃木市」のまちづくりを推進していきます。
※「まちなか土地利用調査」とは
栃木地域中心市街地における大規模遊休地の今後の土地利用やまちづくりの方向性等について検討するため、平成24・25年度に「栃木市まちなか土地利用検討委員会」(自治会や商工団体等各種団体の代表者、学識経験者、公募委員で構成)を設置し、パブリックコメントの実施等により検討を重ね、大規模遊休地等の土地利用の方針をまとめたもの。
調査結果「栃木市まちなか土地利用調査(概要版)(平成26年3月)」[PDFファイル/880KB]
とちぎ蔵の街周辺地区都市再生整備計画の内容
計画書 |
都市再生整備計画とちぎ蔵の街周辺地区 本編 [PDFファイル/4.97MB] |
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地区名 | とちぎ蔵の街周辺地区 |
地区面積 | 99.2ha |
計画期間 | 平成28年度~令和2年度(5年間) |
目標 |
大目標 『住まい、賑わい、集いの拠点歴史・文化を活かし育むとちぎのまちなか再生』 ・目標1:多様な都市機能の集約的配置による魅力・活力・賑わいの創出 ・目標2:公的不動産を有効に活用した複合的都市拠点の形成 |
国の交付金の対象事業
地方都市リノベーション推進施設(必須事業)
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文化芸術の振興を図る拠点として新築し、市の魅力を市内外に発信するとともに、蔵の街や嘉右衛門町重伝建地区等との連携による交流人口の増加で、観光需要と賑わいの創出を図ります。 【旧栃木市役所本庁舎・第2別館を解体し、新築】 |
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くらのまち保育園 |
市内の保育園(いりふね・そのべ保育園)を統合して新築し、まちなかでの子育て支援機能の強化を図ることにより、まちなか居住を促進します。 【旧栃木中央(第一)小学校の校庭に新築】 平成30年4月1日開園 |
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既存建造物活用事業 |
本市の歴史的資源である旧栃木町役場(別館)を、山本有三など本市ゆかりの文学者等を紹介する拠点施設として改修し、文化芸術館との一体的な活用を図ります。 【旧栃木市役所別館を改修】 |
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市民交流センター |
既存の小学校の校舎を、市民活動を支援する機能を持つ施設として再整備し、生涯学習活動などの充実による、まちの活力や賑わいの創出を図ります。 【旧栃木中央(第一)小学校の校舎を改修】 令和2年7月1日開館 |
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道路 |
市道11178号線 |
新たな拠点施設への安全で快適な交通を確保するため、旧栃木中央(第一)小学校敷地南側に新たな道路を整備します。 平成30年3月30日開通 |
地方都市リノベーション事業と一体的に進める関連事業
旧栃木警察署跡地 | 民間活力を活用し、立地特性を活かした土地利用を図ります。 |
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栃木駅前市有地 | 国の合同庁舎整備と連携し、民間活力も考慮し駅前の拠点整備を推進します。 |