とちぎ未来アシストネット事業
とちぎ未来アシストネット
とちぎ未来アシストネットとは
本市教育委員会では、平成24年度から本市の特色ある教育システムとして、「とちぎ未来アシストネット事業」に取り組んでいます。この事業は、「地域ぐるみで子どもたちの『生きる力』を育むこと」を目的に、市内の全小中学校において実践されており、地域住民がもっている知識・技能や生涯学習の成果を生かした学校支援活動が行われています。この学校支援ボランティア活動や多世代が参加する地域活動による、子どもたちを含めた住民同士の交流は、"地域の絆づくり"にもつながっています。
ボランティア活動は、受け手側の利益だけではなく、行う側にとっても自主性・主体性、公共性・公益性を学ぶ機会となることから、それぞれの地域の課題に対して、住民自らが解決を図ることにもつながります。このように、第3期栃木市教育計画では、「学校教育の充実」「生涯学習の充実」「教育環境の整備」等が推進されています。
とちぎ未来アシストネットとは、子どもを核とする学校、家庭及び地域の連携・協働によって学校教育活動を支援する事業であり、本市教育の根幹をなすものです。
・とちぎ未来アシストネットリーフレット【ダウンロード】 [PDFファイル/1.16MB]
・平成27年度 優れた「地域による学校支援活動」推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞しました。
・平成28年度 「地域学校協働活動」推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞しました。
とちぎ未来アシストネットのねらい
- 学校支援ボランティア活動を充実させることにより、子どもの安全・安心の確保、教育活動の補助・支援、教育環境の整備を図ります。 【地域から学校へ】
- 地域のネットワークを活用し、子どもたちが、地域・公民館主催の行事やイベントへの参加や学校主催の地域貢献活動への参加・参画することで、主体性や社会性、郷土愛、ボランティア精神などを育みます。 【学校から地域へ】
- 地域住民による学校支援ボランティア活動「地域から学校へ」と、子どもたちによる地域貢献活動「学校から地域へ」の双方向の活動を促進し、「学校を核とした地域づくり」を目指します。
とちぎ未来アシストのしくみ
- 各小中学校には教員の中から「学校コーディネーター」を必ず1名配置しています。その役割は、学校における窓口として、教員からの支援してほしい内容を地域コーディネーターへと伝えるとともに、地域からの提案や協力要請にも対応する“橋渡し役”となっています。・・・A
- 各小中学校には「地域コーディネーター」が1名以上配置されていて、学校が求めるボランティア人材の紹介や、地域の教育資源を学校へとつなぐ役割を担っています。加えて、公民館とも連携を図り、地域全体の動向やニーズを把握しながら対応しています。・・・B
- 各公民館に「アシストネット運営本部」を設置し、それぞれに「アシストネット担当者」を配置しています。「その地域ならでは」の特色ある教育活動を展開できるよう、学校や地域からの連絡や相談に対応し、円滑な学校支援ボランティア活動を支援しています。・・・C
学校支援ボランティア活動の例
活動の形態 | 主 な 活 動 内 容 例 |
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子どもの安全 ・安心の確保 |
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教育活動の補助 ・支援 |
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教育環境の整備 |
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活動の形態 | 主 な 活 動 内 容 例 |
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学校が計画した活動 |
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地域が計画した活動 |
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事業の方針及び具体的施策
方針1 とちぎ未来アシストネット事業の一層の周知に努め、本事業の認知度を上げる
- 広報とちぎやアシストネットだより、学校だより、公民館だより、ホームページに加え、FMくらら857、栃木ケーブルテレビ等のメディアを活用し、学校を支える地域住民の活動や児童生徒の地域に貢献する活動の様子を積極的に広報する。
方針2 地域アシストネット運営本部(公民館)を中心とし、地域の特性を生かした教育活動の充実を図る
- 運営本部と地域教育協議会が連携し、この事業に関わる個人や団体のネットワークを広げ、強化していく。また、運営本部において「地域コーディネーター連絡会議」を開催し、地域コーディネーター同士の連携を深められるようにする。
- 地域ならではの「ひと・もの・こと」を意識し活用を図りながら、地域の特性を生かした教育活動を充実させる。
方針3 教職員の負担軽減を図りながら、持続可能な学校支援ボランティア活動を進める
- 「栃木市版. 先生の働き方改革ガイドライン」についても意識し、地域住民の理解と協力を得ながら学校支援ボランティア活動を進めていく。
- 学校・家庭・地域が連携・協働した子どもを核とした幅広い年代との交流活動や体験活動、学習活動(「ふれあい学習」)を推進し、子どもたちの多様な学習が展開するように努める。
方針4 学校と地域が双方向に連携・協働する活動を進める
- 地域住民による学校支援ボランティア活動とともに、子どもたちが地域行事に参加したり、地域貢献活動に取り組んだりした事例についての紹介し、学校と地域が双方向に連携・協働する意味の理解を深め、その活動の促進を図る。
- 子どもたちの主体性や社会性、郷土愛、またボランティア精神などを育めるよう、地域の教育力を生かしていく。
方針5 ボランティア同士の交流を深める
- 地域の活性化や絆づくりを目指し、ボランティア同士の情報交換や交流を深められる場を学校や地域アシストネット運営本部ごとに設けるよう努める。
- 実行委員会を組織し、「とちぎ未来アシストネットボランティア交流会」の企画・運営を行い、主体的に事業に取り組む意欲を高め、市全体での絆づくりに貢献する。
方針6 幅広い世代でのボランティア活動を充実させ、家庭教育支援につなげるよう努める
- PTAと学校が連携し、保護者のボランティア参加を促すことにより、学校支援ボランティア活動を一層充実させていく。
- 学校支援ボランティア活動に、多世代で取り組むことにより、保護者とシニア世代がつながり、互いに励まし支え合う関係を築けるようにする。また、その関係から保護者が子育ての不安や悩みを相談できる家庭教育支援がゆるやかに行われるようにする。
学校支援ボランティア活動の充実にむけて
ボランティアには、地域住民が持っている専門的知識や技術が必要なものもありますが、誰にでもできるボランティア活動もたくさんあります。
次のような思いを持っている方は、ぜひお近くの公民館のアシストネット担当者にご相談ください。
・特技や学んだことを生かしたい
・読み聞かせを通して本好きにさせたい
・子どもたちの学びを支援したい
・花好きなので花壇の整備を手伝いたい
・学校のために役立ちたい
・学校支援ボランティア活動募集チラシ(地域住民用)【ダウンロード】 [PDFファイル/9.66MB]
・学校支援ボランティア活動募集チラシ(保護者用)【ダウンロード】 [PDFファイル/9.2MB]
アシストネットだより【ダウンロード】
【令和7年度】
・第60号たより [PDFファイル/936KB]
・第61号たより [PDFファイル/1.2MB]
【令和6年度】
・第59号たより [PDFファイル/2.28MB]
・第58号たより [PDFファイル/2.28MB]
・第57号たより [PDFファイル/759KB]
各地域の学校支援ボランティア活動の取組
※市内各小中学校ホームページをご覧ください。